ロシア国境を挟んで激戦展開 ウクライナ軍戦線後方を砲撃
シェベキノ、ロシア、5月17日 (AP) ― ロシア国営テレビは5月16日、ウクライナ東北部ハルキウ州の戦闘で、撤退するウクライナ軍の砲撃を受けたとするロシア南西部ベルゴロド州の町シェベキノの映像を公開した。 同国営テレビは、十数発の砲撃で8棟の集合住宅が被弾したと報じているが、負傷者などに関しては何も伝えていない。 町はウクライナ国境から4.8キロしか離れておらず、ウクライナ第2の都市ハルキウからは48キロ離れている。 ウクライナ軍は戦線の後方を繰り返しドローンで攻撃しているが、無人機に使用される新技術に対するロシアの対応は、ここ数カ月で改善されているという。 ウクライナの軍当局者によれば、同国北東部のボフチャンスクで市街戦を繰り広げていたウクライナ軍部隊が、ロシア軍の進撃を食い止めたというが、AP通信はこの事実を独自に確認できていない。 一方、ロシア軍当局は、ロシア軍は最近の春季攻勢を継続するのに十分な兵力と物資を蓄えているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)