《ブラジル》11歳少女を強姦殺人遺体遺棄 「ゴミ処理場で粉砕するつもりだった」
リオ市で失踪していた11歳の女児が、全身を35カ所刺されて殺害され、遺体がゴミ処理場で見つかるという残忍な事件が発生した。犯人は少女の元継母の兄で、弱者強姦、殺人、死体隠蔽の容疑で逮捕された。被害者の日記にはレイプや自殺に関する記述があり、遺族は犯人が以前から犯行を繰り返していた可能性を疑っている。5月30日付G1サイトなどが報じている。 被害者ソフィア・アンジェロ・ヴェローゾ・ダ・シルヴァちゃんは27日午前7時頃、登校するために家を出て以来、行方不明になっていた。失踪から数時間後にエジルソン・アモリン・フィーリョ容疑者(47)と少女が並んで歩く様子が防犯カメラに映っていた。 エジルソン容疑者宅で捜査が行われ、少女が失踪当日に履いていたショートパンツと、血液が付着したナイフと曲がったドライバーも見つかった。また、浴室からも血痕が見つかった。 ソフィアちゃんの遺体は失踪した翌日の28日に、リオ市北部のゴヴェルナドール島のゴミ処理場にある廃棄物回収コンテナから発見された。警察によると遺体は防水シートに包まれ、両手両足がワイヤーで縛られ、全身に複数の傷があった。 エジルソン容疑者の計画では、事件の解決を困難にするために、少女の遺体をゴミ処理場で粉砕させるつもりだったという。容疑者は少女をレイプして殺したと警察に自白した。彼は、少女が誰かに犯罪について話すことを恐れて殺害したと説明した。 ソフィアちゃんの父親パウロ・セルジオ・ダ・シルヴァさんは少女の日記を発見し、そこには自分がどのように死ぬかが詳細に書かれていたと語った。「娘は死ぬための方法を列挙し、その中には殺人とレイプという言葉も含まれていた。いつから書き留めていたのかはわからない。私は父親失格だ。娘を守ってやれなかった」と悲痛な思いを語った。 遺族は、少女は容疑者から複数回の被害を受けていたと疑っている。ソフィアちゃんの失踪直後に、別の少女が警察署に行き、何年も前にエジルソン容疑者から虐待を受けていたと証言した。 ソフィアちゃんの通夜でパウロさんは、「これからどうやって生きていけばいいかわからない。立ち上がろうとしても、どうすればいいのかわからない。容疑者は私の人生を破壊した。娘はいつも笑顔で、自分の愛を他人に惜しみなく与えていたのに」と涙ながらに語った。 警察によれば、エジルソン容疑者は少女の後頭部、胸、足、背中を35回以上も刺し、「極度の攻撃性と残虐性」をもって犯行におよんだと見ている。