親子の体験が新聞に! 東京ドームシティの「世界に1つだけの思い出新聞」で探る生成AIの新たな可能性
今後の展開として、同技術を活かした有料サービスの提供を検討している。体験価値が高いという手応えは得ているため、有料化しても価値を感じられるコンテンツを練っているという。
さらに、吉岡氏は現在の生成AIの弱点にも触れたうえで、今後も積極的に導入していきたい意向を示した。 ┌────────── 生成AIに強い可能性を感じる一方で、お客様向けに活用する場合、最も気を付けなければならないのがハルシネーション(AIが事実と異なる情報を生成する現象)のリスクだと考えます。公式として提供するならば、誤情報を伝えるわけにいきません。その点、AI東京ドームシティ新聞はお客様から得た情報のみを利用して文章を作成するので、リスクコントロールが容易であり、AIの強みを活かした成功事例だったと思います。今後もそうしたAIの強みと弱みを把握したうえで、お客様の満足度が上がるようなサービスを提供していきたいです(吉岡氏) └────────── 現在、東京ドームでは業務効率化などを目的とした社内向けの生成AI活用も導入されているという。