注文住宅に住んで4年、後悔している3つ。間取りにこだわって建てたのに
小屋裏スペース:夢の秘密基地のはずが、ただの物置に
屋根の勾配を利用して小屋裏スペースをつくりました。高さは床から135㎝なので、床面積に入りません。当初、このスペースを書斎に使おうと思っていました。 天井高は、いちばん高い所で135cm、低い所だと98cmです。しかし、実際に住んでみると、さすがにこの高さのスペースを書斎とするには無理がありました。 机やイスなどを置くにも限度があります。それに常に中腰で動くのは、結構大変です。狭いスペースなので、エアコンもつけていません。夏は暑いので、ずっといるのはつらいです。 結局、書斎として使うのは諦めて、写真のように物置として利用しています。ものがたくさん入るので重宝していますが、出し入れするのに中腰となるので結構きついです。 今は利用できていますが、年をとってきたら、利用できるかわからないなと思っています。
ベランダ:つけてみたら使わないのに掃除が面倒!
わが家はランドリールームをつくることを決めていたので、ベランダは不要と考えていました。ベランダは洗濯物を干す場所、というイメージしか筆者にはなかったからです。 しかし、設計を進めているうちに、ベランダがないと、なんとなく外観がしっくりこないと思うように。予定を変えて、ベランダをつくることにしたのです。 ベランダの柵をちょっといいものにしたこともあり、追加費用は約120万円増えてしまいました。最終図面ができるまで、金額を確認しなかったことを後悔。工事費がどの程度アップするか確認していたら、つけなかったでしょう。 そして、住んでみると、ベランダを使わないどころか、面倒なことばかりでした。使わなくても掃除は必要です。排水部分に枯葉がたまるので、年に何度か掃除をします。 さらに手すりや床も砂や黄砂で汚れます。こちらは水を使わないと、きれいに落とせません。しかし、2階にはトイレ以外に水道はないので、1階からバケツで水を何度も運ぶことに。これが非常に面倒、疲れる作業です。 そのうち防水施工のメンテナンスも必要になるので、費用もかかってくるはず。外観の見栄えを考えてつくったベランダ。やはりつくるべきではなかったと、後悔しています。
豆太篤人