今やチーム内トップのゴール数を誇るフリアン・アルバレス シーズン後半、アトレティコの躍進に欠かせない存在になれるか
FWとしての才能は世界トップクラス
アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスが、CLのスロヴァン・ブラチスラヴァ戦でGKノーチャンスの完璧なシュートを披露した。 [動画]主力が揃って躍動したアトレティコ フリアン・アルバレスの完璧ゴールで勢いづく そのゴールは16分に生まれ、アトレティコの先制点となった。ボックスの外、左よりにポジションを取っていたアルバレスは、自身の左前にいたリノからパスを受けると、狭いスペースにも関わらず相手DFが寄せる前に俊敏な動きで右足を振り抜いた。ボールは弧を描きながら、ゴール右上へと吸い込まれ、相手GKは触ることもできず、なす術がなかった。 このゴールで、アルバレスは全公式戦で12ゴールを決め、チーム内トップの地位を保持。内訳はラ・リーガ5得点、CL4得点、コパ・デル・レイ3得点だ。ちなみにチーム内2位はアントワーヌ・グリーズマンで、2戦連続2得点を決め、全公式戦で11ゴールに伸ばしている。 アルバレスは昨シーズンまでマンチェスター・シティに所属していた。チームでその才能を証明したにも関わらず、アーリング・ハーランドなどの控えに甘んじていた。そして出場機会を求め、今シーズン初めにアトレティコへと移籍。少しだけ適応に時間がかかったが、5試合目でようやく初ゴールをあげた。そして今や新天地で一番多くのゴールを決めている。 この勝利でアトレティコはCLのリーグフェーズで11位に順位を上げた。ラ・リーガでは3位につけ、首位のバルセロナとはわずか3ポイント差だ。今後、アトレティコが大きく躍進するには、間違いなくアルバレスのゴール数が関わってくるだろう。どこまでその数を伸ばせるか、大いに注目したい。
構成/ザ・ワールド編集部