23時過ぎても寝ない3歳児。夫婦でチャレンジした「早寝ミッション」の結末とは
ミッションは成功!? それとも……!?
この作戦、「1回で成功するはずはない、しばらくは根気のいる作戦だよね」と夫婦で腹をくくって臨みました。私たち夫婦にとって、心をひとつにしなくてはならないまさに「ミッション・インポッシブル」です。 21時に電気を消してもグズグズしていることが多く、結局寝るのが22時を過ぎる日が続きました。暗闇に怒ったり泣いたり、さらには歩き回ったり……。怪我をしないように見守ることでいつもより神経も使い、結局イライラも募りだし、夫とも「やっぱり電気を消すだけじゃ意味がないのでは?」「もうやめない?」と諦め混じりの会話が増えてきました。 でも、私は「いや、ここで終わったら今まで頑張った意味がない!」と消灯作戦を続けることを決めたのです。せっかくここまで頑張ったのに……、またゼロから作戦を考えるなんて心がそれこそ折れてしまうから……。心の中で、ミッション・インポッシブルの「タララ~タララ~♪」のテーマ曲を流しながら、「私たちもこのミッションを成功させるのよ!」と暗闇で遊び続ける息子に無関心を装いながら、淡々と「暗くなったら寝る」「寝たら静かにする」を体現し続けたのです。 そして、ついに1週間を越えた頃、息子は21時になったら電気が消えることを学習したのです! おお、神よ! トム・クルーズ様よ! 第一ミッションクリアです! 初めは21時に電気を消すと、怒ったり泣いたりしていたのですが、次第に21時消灯をすんなり受け入れるようになったのです。 これで次は眠りにつくという最大のミッションをクリアしてくれるはず! と思っていたのですが……、世の中そんなに甘くはありませんでした。トム様のように華麗にミッションクリアはできず、暗闇の中でもただただ元気に遊びまわる3歳が出来上がったのでございました。 「神様は乗り越えられない試練を与えない」と聞いておりましたが、どうやら乗り越えられない試練もあるようです。数週間、夫婦で21時就寝を頑張りましたが、結局暗闇の中遊ぶのは危険、明るい部屋で遊んでくれた方がまだいいのでは、という結論とともに、チーン! このミッションは終了いたしました。現在も息子は21時を過ぎても、明るい部屋で元気に遊んでおります。