大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文2)簡単に申請・取得できる制度にしたくない
府内の五輪パブリックビューイングは中止を要請
大阪府内の市町村でのパブリックビューイング、それからコミュニティーライブサイトは現在それぞれ検討はされていますけども、まだそれぞれの市において公表はされていません。実施予定であるけど公表しないというところがほとんどでありまして、ですのでまだ公表されていない段階ですので、どこの市ということは現時点では伏せておこうと思うんですが、そもそも公表されていませんので。ただ、ずっと検討中ということでしたから、府からあらためて正式に中止を要請いたします。おそらく結果としては府内の市町村において、公共としてコミュニティーライブサイト、それからパブリックビューイングが行われることはなくなるというふうに思います。僕からは以上です。 司会:それでは説明は以上でございます。これから各社から質問をお受けいたします。私のほうでご指名させていただきますので、順番に挙手をお願いいたします。それではどうぞ。
ゴールドステッカーは取得が大変と聞くが
読売テレビ:幹事社、いいですか。読売テレビの田戸と申します。すいません、ゴールドステッカーのことに関してなんですけれども、あらためてちょっと取材をしていますと、ゴールドステッカーは取るのが大変だという話が結構あったりするんですが、知事のほうから事業者の方にちょっと呼び掛けというか、あらためてお願いしてもよろしいでしょうか。 吉村:ゴールドステッカー、取るのが大変だというのは、そのお声は届いています。確かに申請項目も非常に多岐にわたっています。対策としても43項目をお願いするというような中身になっています。CO2センサーを設置するだとか、あるいはコロナの対策責任者を置いてもらって、その宣誓書を付けていただくとか、必要な距離であったり、あるいはついたてをきっちり取っていただくだとか、感染対策の、アクリル板ですね、設置いただくだとか、非常に詳細な中身になっていますので、申請もやはり複雑になっているところがあると思います。 ただ、ここはやはり感染に強い飲食の場づくりということで、徹底した感染対策を行うお店に、ぜひこのゴールドステッカーを発行したいと思っています。今後、ワクチンが広がるまでの間は、やはりいつまた感染急拡大が起こるかも分からないような状況でもあります。そういった意味で、飲食において感染対策に強い場づくりをすることが、やはり逆に飲食の中で広がりにくいような環境もできて、そして安全で安心な飲食の場にもつながってくることにもなると思いますから、そういった意味では長い目で見たときにも、今、ちょっと申請は大変かもしれませんが、飲食の強い場づくりをしていくということにぜひご協力をお願いしたいと思いますし、そちらの方向に向かってぜひ進んでいきたいというふうに思っています。 簡単に申請して、簡単に取得できると、十分な措置を取らなくても取得できる制度にはしたくないと思っていますし、すべきでもないと思っていますので、そこはぜひご理解とご協力をお願いしたいと思います。どうしてもネットが使えない方については、そういった対策を実行していただいたら郵送のやりとりとか、あるいは窓口も設置もしていますので、また電話の回線も増やしますから、そういった意味ではわれわれもできるだけバックアップ体制は取っていきたいと思いますが、大きな方向性としたら、やはり感染対策をしっかり取っていくというところに、ぜひご協力をお願いしたいというふうに思っています。