大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文2)簡単に申請・取得できる制度にしたくない
大阪府の吉村洋文知事は23日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「五輪をお祭り騒ぎにしない。テレビで静かに応援して」大阪府・吉村知事(2021年6月23日)」に対応しております。 【動画】「五輪をお祭り騒ぎにしない。テレビで静かに応援して」大阪府・吉村知事(2021年6月23日) ◇ ◇
府営駐車場の一部を民間で有効活用を
吉村:その中で、現在府営駐車場、この3つのところについてさまざま検討を踏まえまして、江坂の立体駐車場、あの新御堂の下のあるところですね。江坂の立体駐車場と、あと新石切の立体駐車場、そして茨木の地下駐車場。この3カ所において今、指定管理者制度を導入して運営をしているところであります。 その中で民間駐車場もかなり整備が進んできています。また違法駐車もずいぶん減ってきました。その中で府営駐車場の在り方について検討しました結果、江坂と新石切については府営駐車場としては廃止をして、そして民間の方に有効活用していただこうというふうに思っています。 まずその特徴、江坂の特徴ですけども、江坂駅に直近しているということと、商業機能、業務機能が非常に集積しているエリアです。また、新石切についても新石切駅に直近している、商業土地利用が可能なエリアです。検討の結果、将来の需要についても、周辺の民間駐車場で賄うことができると。また併せて駅近の立地性というのも踏まえて、駐車場を含めて物販とか飲食の可能性もあります。ここは民間の皆さんにぜひ有効活用していただいて、より有効な土地利用をしていこうということです。ですので方針として今年度をもって廃止をいたします。さらなる有効活用に向けて公募をいたします。
第三者機関が公募を審査
一方で茨木のほうですけれども、ここは春日丘高校の、高校のグラウンド下にあると。府立高校のグラウンド下にあるということと、将来、駐車場が十分に賄えない可能性もこれはあり得るということですので、他用途での活用はやはり困難だというふうに判断をいたしまして、引き続きこの茨木のほうについては府営駐車場として継続をいたします。指定管理者の公募はいたしますけれども、府営駐車場として継続することにいたしました。次、お願いします。 江坂と新石切についてです。先ほど概要は申し上げましたが、公募条件、江坂のほうは約6000平米あります。占有期間は20年の占有期間を設定いたします。20年間ぐらいの長期の期間になりますから、長期の投資も可能になるというふうに思います。利用用途としては店舗とか事務所、あるいは子育て施設であったり駐車場であったり、そこは公募条件の中で、民間の自由な発想で提案をお願いしたいと思います。最低占有料が1平米当たり9888円。これは路線価をベースに基準がありますので、それで設定しています。それから施設買い取り料ということで、立体駐車場の機械がありますから、そこは2億7000万円で買い取っていただくということにしています。それから新石切です。場所はこちらになります。同じように20年で、路線価が違いますから占有料が違いますが、基準は同じです。同じように公募をしてまいります。 スケジュールですが、公募期間は6月23日水曜日、本日から9月の10日まで行います。説明会ですけども、7月6日に行います。そして審査、これは第三者機関に公募審査してもらいますが、11月中旬ごろに行います。そして今年の12月中旬ぐらいに最終的な占有予定者を決定します。公募の詳細については大阪府のホームページで行いますので、そこをご参考いただけたらというふうに思います。 引き続いて最後ですが、この点については資料はありませんが、オリンピックのパブリックビューイングについてです。この間、6月21日月曜日にIOC、IPC、それから組織委員会、東京都、国の共同ステートメントが出されました。いわゆる5者共同ステートメントにおいてパブリックビューイング、ライブサイトについては中止または規模の縮小の方向で検討を行うべしということの決定が行われました。これを受けて、大阪府内でパブリックビューイングや、あるいはコミュニティーライブサイトを予定している市町村に対しましては中止の要請をいたします。