今日パナマ戦!ビジャレアルで出場増加の久保建英は「一発勝負」と考える森保Jで存在感を示すことができるのか?
新天地ビジャレアルで12試合を数える、今シーズンの公式戦すべてでピッチに立ってきた。10月の日本代表戦後に限れば7試合で4度先発し、そのうち2度でフル出場。スィヴァススポル(トルコ)とのUEFAヨーロッパリーグのグループステージでは、待望の移籍後初ゴールも決めた。 ラ・リーガ1部の舞台においてすべて途中出場で5試合、最長で16分間、トータルでも54分間のプレー時間で森保ジャパンに招集された先のオランダ遠征時から状況を大きく好転させて、19歳のMF久保建英は今年最後の日本代表活動となるオーストリア遠征に参加している。 日本時間13日午後11時15分にキックオフされる、パナマ代表との国際親善試合を翌日に控えた日本代表は12日、試合会場となるグラーツ・リーベナウ・シュタディオンで公式練習に臨んだ。開始前にオンライン取材に臨んだ久保は、1ヵ月間における変化を問われてちょっと答えに窮している。 「毎試合、上手くいったのか、いかなかったのかという感じで自分を評価することはあっても、月単位で自分はどうだったのかを考えることはあまりないので。なので、自分としては今シーズンが終わったときに自分が成功していると感じられれば、それでいいのかなと思っています」 久保の先発の回数と出場時間数が増えた背景には、10月22日に開幕したヨーロッパリーグの存在がある。木曜日に行われるグループステージで、ビジャレアルを率いるウナイ・エメリ監督は週末のラ・リーガ1部の戦いから一部の主力メンバーを入れ替える、いわゆるターンオーバー制を採っている。 ラ・リーガ1部で途中出場が続いていた久保も、スィヴァススポル、カラバフ(アゼルバイジャン)、マッカビ・テルアビブ(イスラエル)とのグループステージで先発のチャンスをゲット。初ゴールだけでなく2アシストをマークしたスィヴァススポル戦の活躍が評価される形で、3日後の10月25日に行われたカディス戦では7試合目にしてラ・リーガ初先発を射止めている。