これはすごい!2024年に開業した全国の超高級ホテルはサービスから客室まで世界に誇れる日本の魅力が満載
3. 界 奥飛騨/岐阜県
星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド「界」の24施設目として9月にオープンした「界 奥飛騨」は、岐阜県・奥飛騨温泉郷にあります。コンセプトは、“山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿”。新鮮な空気が流れる山間での滞在のなかで、飛騨地域の伝統と技術を感じられる宿です。 49室の客室は、すべてが飛騨の魅力を感じられるご当地部屋。室内には飛驒産業による曲木チェアや800年の歴史ある山中(さんちゅう)和紙の行灯が置かれ、ヘッドボードには飛騨地域の広葉樹の代表格であるブナ、タモ、サクラ、ナラの木のグラデーションがあしらわれており、随所に天然木のやさしさや飛騨の伝統工芸がモダンに取り入れられています。 全客室の半数をこえる28室には露天風呂が備えられており、プライベートな空間で心ゆくまで温泉に浸かれます。 大浴場の露天風呂は、奥飛騨の豪雪地帯に見られる雪の回廊をモチーフにしたデザイン。丸みを帯びた真っ白な壁に包まれながら、空を切り取る天井を見上げて贅沢な湯浴みができます。内風呂には、源泉かけ流しを楽しめる「あつ湯」と心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽が。泉質はメタけい酸とメタほう酸を多く含む肌に優しいお湯で、疲労回復やきりきず、冷え性などの効能が期待できます。 また、食事は地元の食文化を生かした会席料理で、盛り付けには囲炉裏端を思わせるデザインの古材が活用されており、風情を感じながら料理を堪能できます。 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138
4. ジャヌ東京/東京都
30年の歳月をかけ、森ビルがこれまでの“ヒルズ”で培ったすべてを注ぎ込んだという新たな街「麻布台ヒルズ」が2023年秋に誕生しました。注目の新施設のなかに2024年3月にオープンしたのが、「ジャヌ東京」です。 ホテルは麻布台ヒルズ、「レジデンスA」タワーの1階から13階に展開され、インテリアデザインは、アマンの長年のパートナーであるデニストン設計事務所のジャン=ミシェル・ギャシーが担当しました。 “ジャヌ”とは、サンスクリット語で“魂”の意味。アマンの静謐な隠れ家とは対照的に、「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに掲げ、よりソーシャルなシーンを楽しむことができるオープンな空間を意図しています。 ゲストルームとスイートのディテールは、ヨーロッパ的なエッセンスと、日本の伝統的なディテールを融合させるようなスタイルを表現。すべての客室には、ダブルシンクの洗面台やレインシャワー、特注のバスタブを配したバスルームと便利なダブルクローゼットが備わっており、多くの客室はコネクティングルームで複数人での利用に適しています。 約4,000㎡の広さを誇る「ジャヌ ウェルネス」では、都内ホテル屈指の面積を誇る340㎡のジムをはじめ、25mの温水プール、ボクシングやスピニングバイクなど、グループエクササイズ用の5つのムーブメントスタジオ、ワールドクラスのトレーニング、リラクゼーション施設を完備。宿泊だけでなく、ウェルビーイングを実現するサポートが充実しています。