NHK杯、SP1位の「りくりゅう」ペア、2位フィニッシュ 三浦「次はミスをなくしていけるように」【フィギュア】
◇9日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯最終日(国立代々木競技場) ペアはフリーを行い、昨季世界選手権2位の三浦璃来(21)、木原龍一(32)組=木下グループ=は合計209・45点の2位だった。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーは2位の135・55点をマーク。合計213・05点のメテルキナ、ベルラワ組(ジョージア)が優勝した。 最終8番滑走で登場した「りくりゅう」ペアは冒頭のトリプルツイストリフトをしっかり決めてGOE(出来栄え点)で0・98点の加点を獲得。しかし、続くサイド・バイ・サイドの3連続ジャンプでGOEの減点を受けたほか、ペアコンビネーションスピンも減点となった。それでも、3回転ループのスロージャンプを成功させて1・29点を加点し、3本のリフトとデススパイラルは最高のレベル4とした。 第1戦・スケートアメリカとの連勝はならなかったが、12月にフランス・グルノーブルで行われるGPファイナル進出は決定。演技後は悔しげな表情をみせていた木原は「ミスが出てしまったら戦っていけないと思うので、取れるものは次回から確実に取って反省したい」。三浦は「次の大会ではミスをなくしていけるように練習を頑張りたい」と先を見据えた。 他の日本勢はSP5位の長岡柚奈(19)、森口澄士(22)組=木下アカデミー=が自己ベストを更新する合計172・47点で7位。アイスダンスはリズムダンス(RD)9位の吉田唄奈(21)、森田真沙也(20)=木下アカデミー=が合計161・36点の9位、RD10位の田中梓沙(19)、西山真瑚(22)組=オリエンタルバイオ=が合計151・27点の10位で今大会を終えた。
中日スポーツ