「子どもの習い事はコロコロ変えていい!」全米No.1大学の特待生を育てた母親が勧める、子どもの自信を育む「習い事の辞め方」
習い事の辞め方のコツ
習い事をコロコロ変えるということは、それだけ辞める回数も多くなります。もちろん、長く続けている習い事も、プロにならない限り、どこかで辞めるタイミングがやってきます。 わが家もたくさんの習い事をさせてきたので、そのぶんたくさん辞めてきたわけですが、その際気をつけていたことがあります。 それは、最後に越えられる範囲のチャレンジをさせ、キリのいいところで終えることです。 たとえば、わが家はこんな感じでした。スイミングは次の進級まで。テニスは学年末まで。ケーキ教室は初級が終わるまで。絵画教室は取りかかっている作品が完成するまで……。 中途半端な状態で辞めてしまうと挫折感が残りますが、キリのいいところで終えることで、達成感を味わうことができます。 最終日には親子で菓子折りを持っていき、それまでさまざまな経験をさせていただいたお礼を伝え、その教室でチャレンジしたこと、経験したことを振り返るようにしていました。
〈著者プロフィール〉高松 ますみ(たかまつ・ますみ)
株式会社スパークリングキッズ代表取締役。元夫の赴任先、米国・バージニア州で出産と子育てを経験。アメリカのハイクラス家庭が実践する「子どもを尊重する子育て」に感銘を受け、その考え方を学び体系化する。帰国後は協調性や自制心が重視される日本社会でも通じるよう、アメリカ式の子育てをアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米No.1の公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。長男は早稲田大学入学後、交換留学生としてUCLAで学ぶかたわら、バックパッカーとして世界中を旅した。 自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。 一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」(R)を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。