移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー(7)昨季は大怪我、今季は出遅れ…。波に乗り切れないアジアの巨人
2月に開幕した明治安田生命J1リーグも第17節までを消化し、シーズン後半に差し掛かっている。期待通りの活躍を見せる選手がいる一方で、高い能力を有していてもクラブの事情などで出場機会が与えられない外国人がいる。今回は今季のJリーグで出場機会が得られていない外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
FW:キム・ゴンヒ(韓国代表) 生年月日:1995年2月22日 所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌 今季リーグ戦成績:8試合0ゴール0アシスト 韓国出身のキム・ゴンヒは2016年に水原三星でプロデビューを果たし、2021シーズンにはKリーグで19試合6ゴールも記録している。187cmという長身を活かしたポストプレーや空中戦は韓国でも屈指で、2022年には同国の代表にも選ばれている。 代表に選出され大きくステップアップした同選手は、同年の夏に北海道コンサドーレ札幌に加入。シーズン途中での加入だったが、初挑戦のJ1で8試合2ゴール2アシストと少ない出場時間で結果を残した。1トップとして大きく期待された2023シーズンは、開幕スタメンの座を勝ち取ったものの、4月に相手との接触で左ひざの靱帯を損傷し戦線離脱。復帰後も出場した試合はすべて途中出場であり、もどかしい1年となった。 1トップのレギュラーとして君臨していた小柏剛が退団し、レギュラー奪取に向けて意気込んだ今季も出遅れ、第10節湘南ベルマーレ戦が今季初出場となった。J1の直近3試合で2度先発を飾っているとはいえ、ここから主力定着となるかは不透明だ。
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