国産時計ブランド“オリエントスター”【60周年限定“フルチタン仕様”ダイバーズウオッチ】開発のキーパーソンに直撃取材、魅力を深掘り
1964年に国内でもマリンスポーツ向けの時計として先駆けて発売されたカレンダーオートオリエント。回転ベゼルを備えた精悍なルックスがモダンな印象を与えていた。防水性能は40mだが、防水時計の性能を示す規格がなかった当時は十分にハイスペックなモデルだった。 【画像】60周年の限定ダイバーズウオッチ、別アングルで見る カレンダーオートオリエントは、オリンピアカレンダーダイバーに次いで発売されたオリエントのダイバーズ第2号機で、回転ベゼルと大きなドットインデックスを備えたマッシブなデザインが特徴だった。 リューズガードなしのケースやミラーダイアルは、往年のダイバーズを彷彿させるデザインだが、このディテールを再現しつつ、防水性能を200mに高めたモダンダイバーズが“M42 ダイバー 1964”だ。今回のリリースでは、オリエントのダイバーズウオッチ誕生60周年のアニバーサリーモデルとして、チタン外装と特別なカラーリングを採用することでさらに進化を遂げている。
Orient Star(オリエントスター) M42 ダイバー 1964 2ndエディション F6 デイト 200m チタニウム リミテッド チタンの重厚感あるトーンとゴールドの差し色を取り入れたルックスは、いかにも精悍な印象を与える。しかし重さは113グラムと、ダイバーズとしてはごく軽量に仕上げられていて使いやすい。パワーリザーブ表示もアイキャッチとして効いていて、デザイン的なバランスは非常にハイレベルだ。
「1964年は東京オリンピックが開催され、スキーなどのレジャースポーツが注目されるようになった時代です。それらの時代背景からビジネスシーンだけでなく、レジャーでも使えるスポーツウオッチとして誕生しました。コンパクトなケースサイズとエレガントでシャープなラグ形状もその時代の特徴です。それらの特徴を再現しながら、ISOに準拠したダイバーズウオッチとして進化したのが今回のモデルとなります」(WP事業戦略推進部/田邉大輔さん)