37歳の織田信成、マツケンサンバ2で全日本会場沸かす…演技後はかわいいハンカチで涙拭う
20日に大阪府門真市で開幕したフィギュアスケートの全日本選手権で11年ぶりに出場した37歳の織田信成(大阪ク)が男子ショートプログラム(SP)で84・53点の高得点をマークし、5位につけた。 【写真】手を合わせる高橋大輔、織田信成、小塚崇彦(2010年2月10日撮影)
2008年大会の優勝者で2010年バンクーバー五輪7位の織田は、冒頭の4回転トウループ―3回転トウループ、続く3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を見事に成功させた。さらに、軽快な「マツケンサンバ2」の音楽と会場の手拍子に乗り、織田らしい切れのある演技を披露。時折笑顔も交え、会場を沸かせた。ステップシークエンスの評価がレベル2にとどまるなど、全盛時さながらとはいかない場面もあったが、演技後半の3回転ルッツも成功させるなど、最後まで、軽やかに滑り切った。
演技後に得点を待つ「キスアンドクライ」では、トレードマークとなった泣き顔も。かわいらしいハンカチで涙を拭っていた。84・53点の得点が表示されるとコーチと笑顔で記念撮影。会場の注目を一身に集めていた。