<自転車>話題のポタリングって何?
自転車でブラブラと街を散歩することを指す「ポタリング」という言葉をご存知でしょうか。「気ままにブラつく」といった意味を持つpotterという英単語がもとになっており、ここのところ愛好者が増えているようです。徒歩よりも早く移動でき、広い範囲を探索できるのがポタリングの魅力。家の近所を走っても、いつもと違う路地に入ったり、駅の反対方向に足を延ばしたりすると、思わぬ発見に出会えます。
「ポタガール埼玉」を結成
外出先でも、レンタサイクルを借りれば手軽にポタリングを楽しむことができます。たとえば東京都台東区では、隅田公園や浅草駅付近など4ヵ所で自転車の貸し出しをおこなっています。利用料金は1日200円、3日で300円。坂の多い文京区では、レンタサイクルとして電動アシスト自転車を70台も揃えています。こちらは7時から20時までの利用で、料金は500円です。 埼玉県は、県民の自転車保有率が日本一高いという自転車王国。運動公園や道の駅などに、レンタサイクルを実施している施設が多数あります。2011年には、ポタリングを楽しむ若い女性を集めたユニット「ポタガール埼玉」が結成され、自転車関連イベントなどで活躍しています。
車や電車に自転車を積んで移動
ポタリングの上級者になると、車に自転車を積んで、パーク&ライド的な移動をする人も少なくありません。また、意外に思うかもしれませんが、自転車は袋におさめていれば、電車や飛行機にだって積むことができます。クロスバイクやロードレーサーを袋におさめるには車輪を外すなどの手間がかかりますが、小径の折り畳み自転車なら、分解なしで手軽に持ち運べるものもあります。
なかには写真のA-Bikeのように、かなり小さく折り畳める自転車も登場しています。折り畳んだサイズは高さが約70センチ、横幅が約41センチ。記者も大きめのカバンにA-Bikeを入れて電車に乗ったことがありますが、重量も7キロ弱なので楽に持ち歩けました。A-Bikeはかなり特殊な自転車ですが、持ち運びも考慮して設計された小径車のなかには、驚くほど小さく畳めるモデルが出てきました。