【ガールズケイリン】個性ある128回生 日本競輪選手養成所第3回記録会 滝沢正光所長の所感
500メートルタイムトライアル(TT)で酒井亜樹候補生が、従来の山口真未の記録を破る35秒93のタイムで、養成所の新記録をマークしました。酒井候補生はナショナルチームに所属していて、チームスプリントでは第1走者。スピードに加えてダッシュ力は申し分ないです。佐藤水菜とともに、日本を背負う、重要選手でしょう。11月の「第1回トーナメント」では北岡マリア候補生が優勝しました。128回生選手候補生にとって初のトーナメント戦。その意味で興味深い大会でした。北岡候補生は6、7割が追い込みでの勝ち星。レースセンスがありますね。女子の場合、個人タイムが優れていないとデビューして厳しいでしょうが、やっぱりレースセンスが大切だと感じます。 一番注目したいのが半田水晶候補生です。適性出身で円盤投げの選手だった。200メートルTTでは5位。500メートルTTは2位でした。競走訓練では先行にこだわっている。常に高い意識を持って、訓練に臨んでいる。その走りが伝わって来ます。養成所はプロで大成してほしいという願いで送り出す場。好感の持てる選手で、未完の大器です。 同じ適性組の西田美菜候補生が200メートルTTで11秒台で駆け抜けて優勝。実は私も適性出身。頑張ってほしいね。女子128回生は、全体的なタイムも上がっているし、みんな頑張ってほしいですね。 (滝沢正光日本競輪選手養成所所長・談)
報知新聞社