『妖怪ウォッチ』の新展開を5つのキーワードで総まとめ
新展開のキーワードその3~コラボレーションの拡大
3つ目のキーワードは、コラボレーションの拡大です。これまで、妖怪ウォッチのゲームは任天堂とタッグを組んで提供してきましたが、発表会では新たなコラボレーションが次々と発表されました。 中でもお父さん、お母さん世代のファンが湧いていたのが、人気歴史シミュレーションゲーム『三國志シリーズ』『信長の野望シリーズ』を手掛けてきたコーエーテクモゲームズとのコラボレーション。三國志シリーズのプロデューサーであるシブサワ・コウ氏によって、『妖怪三国志』の制作が発表されました。まだ1枚のイメージイラストしか公開されませんでしたが、ジバニャンをはじめとする妖怪たちが3つの陣営に分かれて陣取り合戦を繰り広げる内容になるとのこと。このゲームは、『三國志シリーズ』が1985年の第1作目から30周年を迎えた記念作品のひとつとしてリリースされます。シブサワ・コウ氏は「三國志シリーズの“元祖・本家・真打・家元”であるシブサワ・コウとしては、今回のコラボレーションができることは本当にうれしい。全ての妖怪ウォッチのファン、三國志シリーズのファンが遊びたくなるようなタイトルを目指す」と意気込みを語りました。
新展開のキーワードその4~スマホ向けゲームの拡大
続いてのキーワードは、スマホゲームの拡大です。無料通話アプリLINE向けのゲームなどを展開するNHN PlayArtとのコラボレーションによる無料パズルゲーム『妖怪ウォッチ ぷにぷに』の共同制作が発表されました。このゲームは、ともだち妖怪5体でチームを組み、プレイ画面上の「妖怪ぷに」を組み合わせて消しながら目の前の敵と闘い、勝利するとともだち妖怪を増やせるという内容で、今夏にiOS/Androdi向けに提供開始を予定しているとのこと。NHN PlayArt代表取締役の加藤雅樹氏は「私も日野さんも、みなさんで楽しんでいただけるゲームになると確信している」と自信を見せました。本格的なスマホ向けパズルゲームの登場で、大人にもハマる人が多数出現しそうです。 ちなみに、スマホ向けの展開はこれだけでなく、ミニゲームをプレイしながら完成させる『妖怪大辞典』や、アニメ『妖怪ウォッチ』で使われている人気楽曲に合わせて楽しむリズムゲーム『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』の制作が発表されました。スマホ向けの展開を強化することで、『妖怪ウォッチ』を大人でも楽しめるコンテンツへと成長させたいという狙いが伺えます。