[CX-5]はコスパもサイズ感も完璧!! 話題の[クラウン]も販売に苦しむワケは? 予想外の売れ行きを見せるクルマたち
■2024年2月の意外と売れてるクルマ:三菱 エクリプスクロス(2018年3月登場)
●2月販売台数:779台(PHEV含む)前年同月比:128.8% エクリプスクロスは、ひとまわり大きなSUVのアウトランダーよりも設計が古い。よって販売も低調だが、PHEVのほかに安価な1.5Lターボも用意され、この販売比率がエクリプスクロス全体の35%を占める。 そして2024年2月の登録台数は対前年比で1.3倍に増えた。特にターボは増加率が大きく、対前年比で1.5倍だ。価格の割安なSUVが求められる市場環境になってターボが伸びたのだ。3月は対前年比で約20%減ったが、伸び悩むのはPHEVで安価なターボは1.2倍に増えている。
■2024年2月の意外と売れてるクルマ:日産 デイズ(2019年3月登場)
●2月販売台数:5637台前年同月比:258.5% デイズは日産の軽自動車で、全高が1.6mを超えるボディにより、車内は広くて実用的だ。2023年9月に改良を発表している。フロントマスクは「デジタルVモーション」のデザインに刷新され、安全装備の機能や収納設備の使い勝手も向上した。 2023年11月以降は、改良型の納車も活発になり、対前年比も増加に転じた。特に2024年2月の届け出台数は、対前年比が2.6倍に達する。デイズはスライドドアを装着するルークスよりも装備が簡素だが、価格も求めやすく売れゆきが伸びた面もある。
■2024年2月の案外売れてないクルマ:トヨタ RAV4(2019年4月登場)
●2月販売台数:2434台前年同月比:36.9% RAV4はミドルサイズのSUVで、グレードは4WDが中心だ。プラットフォームはハリアーと共通だが、機能とデザインはランドクルーザーなどの悪路向けSUVに近い。最近は販売が低調で、2024年2月の登録台数は前年の40%以下であった。 その理由は2022年10月に安全装備を充実させる改良を行い、特別仕様車のアドベンチャーオフロードパッケージIIも加えたからだ。特別仕様車は魅力的でヒット作になり、2023年2月の登録台数は、前年の2.1倍に達した。この反動で2024年2月は対前年比が減ったのだ。