[CX-5]はコスパもサイズ感も完璧!! 話題の[クラウン]も販売に苦しむワケは? 予想外の売れ行きを見せるクルマたち
■2024年2月の意外と売れてるクルマ:日産 キックス(2020年6月登場)
●2月販売台数:1648台前年同月比:147.8% キックスは全長を4.3m以下に抑えたコンパクトSUVで、ハイブリッドのe-POWERのみを搭載する。2024年2月の登録台数は、前年の1.5倍に達した。この背景にあるのは前年の激しい落ち込みだ。キックスの2023年2月における登録台数は、2022年の39%に留まった。 キックスはタイの工場で生産される輸入車だから、輸入/登録台数にも増減がある。2023年2月は大幅に減り、この反動で2024年2月の対前年比を増やした。この状況は短期で収束して、2024年3月の対前年比は微増に戻っている。
■2024年2月の意外と売れてるクルマ:ホンダ フリード+(2016年9月登場)
●2月販売台数:2000台前年同月比:128.4% フリードはコンパクトミニバンだが、フリード+は2列シート仕様で、後席を格納すると広い荷室になる。フリード全体に占めるフリード+の販売比率は30%弱だ。よって2024年2月の登録台数は、対前年比で1.3倍に増えたが、増加台数は442台に留まる。 基本的に売れていないから、わずかな台数の増加が対前年比を大きく押し上げたのだ。ちなみに3列シートのフリードは、2024年2月の対前年比が若干の減少に留まった。納期は以前よりも短く、購入のしやすさもフリード+の増加に貢献した。
■2024年2月の意外と売れてるクルマ:マツダ CX-5(2016年12月発表)
●2月販売台数:1535台前年同月比:127% CX-5はミドルサイズのSUVで、全長を4.6m以下に抑えながら、前後席と荷室が広い。価格は割安で、マツダの国内最多販売車種だ。2024年2月の登録台数は、対前年比で1.3倍に増えた。 CX-5は人気の根強い商品で、なおかつ2023年10月以降は改良型が販売されている。外装色に新色が加わり、特別仕様車も設定された。これらの相乗効果により、2024年2月には売れゆきが伸びた。 その代わり2024年3月の対前年比は52%まで減った。つまり好調な販売は長続きしていない。