サクラフィフティーン、3連敗もワールドカップに向け成長に手応え。15人制ラグビー女子国際大会「WXV2」
1年後にイングランドで開催されるラグビーワールドカップ2025に出場する、「サクラフィフティーン」こと、女子15人制ラグビー日本代表(世界ランキング11位)は、南アフリカで開催されている国際大会のディビジョン2に相当する「WXV2」に参戦している。 【ハイライト動画】ウェールズ女子代表vs.日本女子代表
日本代表は南アフリカ代表に24-31、スコットランド代表に13-19と惜しくも敗れて2連敗。今大会の初白星を目指す日本代表は、10月11日(金)に最終戦となる第3戦でウェールズ代表(10位)と激突した。
レスリー・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)は前の試合から、先発はFW(フォワード)1名、BK(バックス)1名を変更した。FWでは、HO(フッカー)谷口琴美が先発に復帰し、公家明日香がベンチに下がった。BKは7人制日本代表としてパリ五輪に出場したWTB(ウイング)松田凜日がコンディション都合でメンバー外となり、松村美咲が先発に復帰。
それ以外の13名は3戦連続での先発となった。また、コンディションの都合で、メンバー発表後に、リザーブのFL(フランカー)細川恭子が、向来桜子に変更となった。
一方、ウェールズ代表もオーストラリア代表(7位)に5-37、イタリア代表(9位)に5-8と惜敗し、こちらも2連敗。なお、ウェールズ代表は今年のシックスネーションズでは、1勝しかできず最下位に終わっている。
この試合に来年のワールドカップ出場がかかっていたウェールズ代表のイアン・カニンガムHCは、前の試合から負傷のSO(スタンドオフ)ルージュ・ジョージから、7人制のイギリス代表も兼ねるSOケイリー・パウエルが先発するなどFW2名、BK1名と計3名の選手を入れ替えた。
「WXV2」の最終戦はサクラフィフティーンにとって、2024年のテストマッチのラストマッチとなった。最下位を回避するためにも互いに負けられない試合は、午後4:00(日本時間午後11:00)に、南アフリカ・ケープタウンのアスローン・スポーツスタジアムで、24度という少し暑い気候の中、キックオフされた。