サクラフィフティーン、3連敗もワールドカップに向け成長に手応え。15人制ラグビー女子国際大会「WXV2」
しかし、試合はそのままノーサイドを迎えて、日本代表は10-19で敗れた。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は後半、トライを挙げたウェールズ代表のFBジョイスが選出された。日本代表は勝ち点を3から伸ばせず、6チーム中、最下位が決まった。
今大会初勝利を挙げたウェールズ代表のカニンガムHCは「勝利を収めることができてうれしい。選手たちがどれほど頑張ったか、本当に誇りに思う。ディフェンスでは素晴らしいプレーができたと思う」。
「ワールドカップまで、多くのハードワークが待ち受けているが、選手たちにとって、世界的な舞台で才能を発揮する素晴らしい機会だ。待ちきれない」と笑顔で選手たちを称えた。
キャプテンのCTBハンナ・ジョーンズも「選手たちは、このために非常にハードワークした。そして、試合を高いレベルで終われたことがうれしい」と胸を張った。
残念ながら3戦とも善戦したが、全敗で最下位に終わった日本代表のマッケンジーHCは「今日は自分たちの戦い方ではなかったが、私にとって最も重要なのは、後半の本当にポジティブな展開だ。フィジカル的にも優位にあるチームと互角に戦うためには、本当に一生懸命に努力しなければならない」。
「だから、今年のチームの取り組みには非常に誇りを持っているし、試合で成長も見せることができた。選手たちはまだ若いし、傷ついているだろうが、彼女らが大会で努力したことを本当に誇りに思う。そして、また来年、戻ってきます」と前を向いた。
キャプテンのFL長田いろはは「相手のサイズは大きかったが、自分たちが前で止められた時はすごくいい感触があったので、そこは続けていきたい。でもボールを持たれて走られた時に受け身になってしまった。自分たちが前に出られない時は受けてモメンタムを取られた時は試合をコントロールできなかった」。
「ハーフタイムには、アタックの場面でもっと我慢してアタックしようと話した。前に出られた時はすぐいいフェーズ(アタック)ができたと思う」と振り返った。