【YS横浜】JFL降格に倉貫監督「自分の力不足」吉野社長は「クラブ力のなさ」経営面に言及
<J3・JFL入れ替え戦:YS横浜0-2高知>◇7日◇ニッパツ三ツ沢球技場◇第2戦 【写真】JFL降格が決まり、がっくりするYS横浜イレブン YS横浜が、高知ユナイテッドSCに0-2と敗れ、2戦合計1-3でJFLへの降格が決まった。 立ち上がりの前半7分にクロスボールから頭で押し込まれて先制点を奪われた。その後はボールの主導権を握ったが、ゴール前を固める高知を崩せず。攻めきれない時間が刻々と進み、逆にカウンターから後半46分に失点した。結果的に見れば完敗だった。 今季J3最下位のいわてグルージャ盛岡に続き、YS横浜もJFLへ落ちることに。倉貫一毅監督は苦渋の表情で「全力尽くしましたが、降格という結果になってしまい、自分の力不足、責任だと思っています。」とわびた。 降格という現実を受けとめられず、何とか平静を装ったが、選手たちに何と声をかけたか問われると「これで選手人生は終わりでない。次への糧にして欲しいと伝えました」。感情を押し殺しながら話した。 吉野次郎社長は「私の責任。選手、スタッフは与えられた環境で頑張ってくれたが、クラブ力がなかった。負けた以上、これを受けとめるしかない」。試合後はサポーターとも話し合いの場を持ち、「自分に責任がある。若い人たちを応援してほしいと伝えました」。 経営基盤が安定しないことも今後への課題だ。クラブの立て直しについて問われると「経営面も変えていかないといけない。お金の集め方、経営する人材も代わってこないといけない。プロ契約できる人の数を増やさないと」。現在2億円規模のクラブ経営のところを、将来的にはJクラブ平均規模の6・5億円ほどに持っていきたい考えも口にした。 その上で「体制も変わらざるを得ない。若い人が前面に出ていかないといけない」と含みを持たせた。