選抜高校野球、観客上限は1試合1万人 全席前売り指定席
第93回選抜高校野球大会(19日開幕、阪神甲子園球場)を主催する毎日新聞社と日本高校野球連盟は4日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い未定だった観客数の上限について、1試合1万人にすると発表した。政府や甲子園球場のある兵庫県の指針を基に決定した。入場券は8日からウェブのみで発売される。 【写真特集 花が咲いたら 選抜高校野球】 甲子園球場の収容人数は約4万7000人で、政府が示す大規模イベントの人数制限は、緊急事態宣言が発令されている地域では上限5000人か収容率50%以下の少ない方となっている。政府は、1日に宣言解除となった兵庫などでは、経過措置として1カ月程度は収容率50%以内であれば最大1万人まで認めると緩和。兵庫県も4日に感染症対策本部会議を開き、収容率50%以内であれば最大1万人まで認めるとした。 当日券を求める観客の混雑を避けることや来場者の追跡調査を可能とするため、入場券は全席前売り指定席で販売。出場校限定で販売するアルプス席(1校あたり上限1000人)のみ試合ごとに入れ替える。【藤田健志、藤顕一郎】