【40代・50代、「顔ピラティス」で脱ドンヨリ顔!】背すじと頭蓋骨を整えて“大人な小顔”をメイキング!
加齢と共に増えていく、フェイスまわりの見た目の悩み。ドンヨリしがちな大人の顔を明るく晴れやかにするのが「顔ピラティス」。骨格矯正とピラティスの動きを組み合わせた指導で人気の、NORIKOさんオリジナルのエクササイズだ。 大好評だった前シーズンに続き、第2シーズンがスタート。今回は、頭蓋骨を優しく動かして小顔づくりの土台をメイクする。
“平たく大きくなっていく”大人の顔も 姿勢と頭蓋骨リリースで小顔へ導ける!
40代、50代と年齢を重ねるうちに気になる悩みのひとつが「顔の大きさ」。若い頃に比べると卵形から横へと広がり、さらに頭部全体が大きくなっているような…。はたして大人のデカ顔は、直る⁉ 「大丈夫! 顔ピラティスのエクササイズで大人になってからでも小顔はつくれますよ」と、満面の笑みで答えてくれたNORIKOさん。まずは、前シーズンに行った『顔ピラティス』のおさらいも兼ねて、大人の顔がなぜ肥大化していくのか、というところからレクチャーしてくれた。 「大人の顔や頭の形が変わっていくのは、更年期による骨量の変化に加え、日々の姿勢のクセの積み重ねで、前頭骨(頭頂部の下からまぶたのあたりまでを覆う大きな骨)が、前にずり落ち、その下にある骨や筋肉を押し下げていくのが原因です。さらに私たちアジア人女性の骨格は、欧米人に比べると横に平がっていきやすく、これは頭や顔の骨も例外ではありません。 下垂しやすい前頭骨については、連載第1回で行ったように、後頭部を支えながら、おでこ全体の骨をゆっくりと頭頂へ向かって押し上げるエクササイズで整えていくことができます。そして今回はさらにブラッシュアップ! 歪みがちな姿勢を正し、前頭骨のさらに上にある、頭頂部付近の骨と筋肉の硬さやこりを優しくリリースして、頭蓋骨全体を整えていきましょう」
“顔デカ予備軍”からサヨナラできる 正しい座り方、3ステップをマスター
まずはニュートラルな姿勢のキープから! 全身鏡を置き、鏡の前で横向きに座ると姿勢の確認がしやすくなる。 1.椅子に腰かける。膝は90度ぐらいの角度にする。 2.足を骨盤の幅に開き、坐骨と骨盤全体を真っすぐ立てるようにする。 3.軽くあごを引き、目線は正面を見る。頭は天井から引っ張られているように、お尻は地面に近づけるような気持ちで、背骨全体を上下に伸ばす。自然と下腹部に軽く力が入るはず。写真のように、横から見たときに、頭、背中の上、そしてお尻のラインが一直線になっていればOK。 「頭蓋骨は背骨の上に乗っかっています。まずはこの背骨を整えることで頭の位置を正していきましょう。頭を正しい位置に戻すことで、うつむき姿勢や猫背などから起こりがちな、前頭骨の下垂を防ぐことができます。美しい姿勢は小顔づくりの基礎だと思い、日々の生活の中でも意識してみてくださいね」