【40代・50代、「顔ピラティス」で脱ドンヨリ顔!】背すじと頭蓋骨を整えて“大人な小顔”をメイキング!
頭のツボ“百会(ひゃくえ)”付近をゆっくりほぐすことで、 頭蓋骨のこわばりを取り、後頭部に丸みを出していく
ニュートラルな姿勢をキープできたら、いよいよ頭頂部のエクササイズへ。 1.両手で頭のてっぺんをふわっと包み込む。頭の中心にあるツボ・百会のまわりに向かって、優しく囲むようにするのがコツ。 2.百会を中心に、手のひら全体で頭の骨を包んでいるのを感じながら、ゆっくりと前、後ろ、横、斜め、片手で前後互い違いにと頭蓋骨を動かしていく。このとき、指先だけに力をこめないように気をつける。力を抜き、肩が上がりすぎないようにもすること。
「髪の毛が滑るという人は、手のひら全体で、頭皮を直接包み込んでみてください。でも頭皮マッサージではなくて“骨”を動かして。 頭のてっぺん・百会付近にある骨は、赤ちゃんの頃は開いていてしなやかに動きますが、大人になるにつれてガチガチに固まりがちに。百会のある頭頂骨をゆっくりと動かして緊張をほぐすことで、まわりにある骨同士にも隙間ができ、頭全体のこわばりがほどけていきます。 ポイントは、とにかく柔らかい力で動かすこと。最初は“動くか、動かないか”ぐらいでOK。硬くなっている大人の頭は、そんなに簡単には動きません(笑)。焦らずに、前、後ろ、横、左右ジグザクとやってみて。その時々で動かしづらい方向や、逆に気持ちのよい動きがあることに気づくはずです。 頭の骨とその上にある頭皮全体がしなやかになっていくのが感じられたら、上手にエクササイズできています」 「地味~な動きですが、この頭頂骨のマッサージは、前頭骨を引き上げるエクササイズと組み合わせてやるのがおすすめ。続けていくうちに後頭部に自然な丸みができ、横へと広がって大きくなりがちな大人の頭の形を整えてくれます」とNORIKOさん。まずは頭蓋骨から美しさを手に入れ、次は宿敵「顔デブ」を退治しましょう!
【教えてくれたのは】
NORIKOさん NOBI STUDIO BARCELONA代表。スペイン・バルセロナ在住。骨格矯正メソッド・ヤムナボディローリングとピラティスが専門。モットーは、アラフィフから健康でいるための体作り。Instagram、YouTubeを中心に、大人のボディ&フェイスを快適に整えるエクササイズを発信している。書籍『更年期世代の不調を取り去る 大人ピラティス』(KADOKAWA)も好評発売中。 撮影/藤澤由加 取材・文/石井絵里