「子育て環境を変えたい」石井あみさんが子連れでセブ島に移住し、第二子を出産した決意のきっかけは?セブ島留学エージェントビジネスを立ち上げるまで
“なにごとも挑戦”精神で次女はセブ島で出産
HugKum:2人目のお子さんはセブで出産をされたとお聞きしました。 石井さん:そうです(笑)。安定期に入って、日本で紹介状を書いてもらって…。その頃には家族で仲良くしている日本人の知り合いもできて、中にはセブ島で出産されている方もいました。その方に、日本人の分娩を何度も経験している先生を紹介してもらって、セブで産むことを決めました。 HugKum:それこそ、言葉の面など不便さもあったのではないでしょうか? 石井さん:検診も聴診器をおなかに当てる程度で、超音波などもなくて、日本とは違うなという印象はありました。でも人生1回きりですし、何事も挑戦だと思って前向きに過ごしていました。出産時も先生は英語しか話さないこともあって、なんとなくで乗り切った感じはあります(笑)。麻酔科の先生を呼び忘れていたり、渋滞で先生の到着が遅れたりと小さなトラブルはありましたけれど、無事出産できてよかったです。
ママも気兼ねなくゆっくりできる“シッターさん文化”
HugKum:コロナ禍には一時帰国をして、福岡でも生活されていたそうですが、日本と比べてセブでの子育てに関して感じることを教えてください。 石井さん:一番大きいのはヤヤさん(シッターさん)の存在ですね。セブでは家事代行、ベビーシッターなどを兼任してくれるヤヤさんを雇うのが一般的で、1か月日本円で2万円程でお願いすることができます。 子どもたちの送り迎えや料理は私がやって、その他の掃除や洗濯や子どもたちの宿題を見るなどをヤヤさんにお願いしています。その間に私はのんびりしたり、仕事をしたりしています。日本だとママがゆっくりすることに罪悪感を感じるという人も多いと思うのですが、セブでは当たり前に、ママも自分のための時間を確保している印象です。 HugKum:すごくいいなと思います。日本とセブの学校生活の違いも大きいのではないでしょうか? 石井さん:はい。セブの学校は夏休みが3か月あるので、毎年その期間には帰国して、子ども達には日本の学校生活も経験させています。「日本では、みんな椅子にちゃんと座っている!」なんていう会話が出るほど、日本は学校の規律もしっかりしているし、宿題も毎日あって。セブの学校とは少し雰囲気が違うかもしれませんね。