8強でスペインと激突する日本。ここを抜ければメダル獲得の可能性は大きく広がる(C)Getty Images

　パリ五輪のサッカー男子で、U-23日本代表は現地時間7月30日（日本時間31日）、1次リーグD組最終戦でイスラエルに1-0で勝利し、3戦全勝で決勝トーナメント進出を決めた。 【画像】ドラマ相次ぐパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック！ 　両チームとも得点の無いまま試合は進み、迎えた後半アディショナルタイム、細谷真大のゴールが決まり日本が先制。またも試合終盤で勝負強さをみせた日本が3連勝を達成、無失点のままグループステージを突破した。 　そして、D組首位でトーナメントにコマを進めた日本は、ベスト8でC組2位のスペインとの対戦が決定。グループステージ最終戦でスペインがエジプトに1-2敗れ、勝利したエジプトが首位で突破した。この結果を世界各国メディアが「予想外」と捉えており、さらに日本にとってスペインが大きな脅威であると伝える声もあるようだ。 　韓国のスポーツサイト『スポーツ朝鮮』でも、日本の戦いぶりとともに、次戦のカード決定に言及している。同メディアは、「日本は今大会、オーバーエイジ（24歳以上の選手）を採用しなかった。全選手を23歳以下の選手で構成した。日本は若い選手たちで準々決勝への進出を決定し、歓喜した」と振り返りながら、「問題は次の相手だ。準々決勝で『無敵艦隊』スペインと対戦する。スペインはグループリーグC組最終戦でエジプトに1-2で衝撃の敗北を喫した」などと報じている。 　さらに、「スペインがグループステージ最終戦で失速したが、日本にとっては最悪のシナリオであることは間違いない」と見通し、その理由として前回大会の東京五輪での対戦を挙げている。「3年前、東京で順調に勝ち進んでいた日本だったが、準々決勝でスペインの壁を越えられなかった。延長戦の末、0対1で敗れている」と回想。 　また他にも、日本がスペインと対戦するにあたり、「3年前のリベンジマッチを戦う」と伝えながらも、「日本にとってこの組み合わせは予想していなかった」として、トーナメント初戦での強豪国との顔合わせとなったことを強調している。 　海外メディアが評するように、スペインは間違いなく難敵であることは間違いない。日本は東京での雪辱を果たし、56年振りのメダルへと近づくことができるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]