いつの間にか「周りが気にならなくなる」“本当の自分”を生きる禅の練習 人間関係がよくなる“話し方”“聞き方”のコツ
あるカウンセラーの方が、こんなことをおっしゃっていました。 「私たちにできることといえば、悩める人が自分の力で答えにたどり着くお手伝いだけ。そのために、聞き続けること(傾聴すること)だけです」 ひたすら聞いて、聞いて、それで何も出てこないようなら「また今度聞かせてね」と提案し、時間をおけばいいだけの話。 一度で足りなければ、二度、三度と聞いてみる。 そうして、相手が自ら答えにたどり着いた後に「どうしたらいいと思いますか?」などと意見を求められたときに初めて、口を開く。それで十分です。
心に観音様を住まわせましょう。あなたには、それができるはずです。
枡野 俊明 :「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶