専門医が教える、自律神経を整えて陽気になる5つの習慣「午前中は頭を使い、午後は掃除」「心休まる空間を持つ」「〈ホワイト刺激〉で幸せホルモンを」
なんとなく気分が晴れない、些細なことに苛立つ……。そんな「不機嫌」をもたらす原因や、上機嫌で過ごすためのヒントを、自律神経の名医が教えます(構成=島田ゆかり イラスト=すぎやままり) 【表】自律神経の良いバランスとは? * * * * * * * ◆「上機嫌」で過ごすための5つの習慣 【習慣1】 午前中は頭を使い、午後は掃除を 自律神経の動きに合わせて行動すると無理なく過ごせます。午前中は交感神経が優位になるため、集中力も高まり活動的に動ける時間帯。考える仕事や頭を使うことは午前中を活用して。 交感神経はお昼をピークに夕方に向かって鎮静していくので、午後は掃除や買い物などのルーチンワークを。 18時頃に副交感神経が優位に入れ替わるため、徐々に休息モードに入りましょう 【習慣2】 心休まる空間を持つ お気に入りのカフェや気持ちのいい近所の公園、趣味の場など、自分が「居心地がいい」と思える環境を持つこと。そこに行くことでモチベーションが上がるスイッチになります。 家の中を好みのインテリアで整えるのもよいでしょう。
【習慣3】 「ホワイト刺激」で幸せホルモンを かわいい動物とのふれ合いは「ホワイト刺激」と呼ばれ、オキシトシンやセロトニンなどの幸せホルモンを分泌させます。交感神経が過剰な人はとくに、ホワイト刺激を増やしましょう。動画や写真集を見るだけでもセラピー効果があります。 逆に、心が痛むような「ブラック刺激」は血管が収縮して呼吸が浅くなるので、極力見ないように 【習慣4】 3行日記でご機嫌を取り戻す 日記には自律神経を整える不思議な効果があります。おすすめは、1日の終わりに3行日記を書くこと。 1行目は今日いちばんストレスを感じたこと。2行目は今日いちばん感動・感謝したこと。3行目は明日の目標。スマホやパソコンではなく、手書きでノートに書くほうが効果的です。 もやもやした気持ちのデトックスになり、ご機嫌習慣につながります