グレイデッドレースアンバサダー誕生。グッドスマイル 初音ミク AMGを応援するレーシングミクサポーターズの荒井つかささんが100戦目「やっぱり楽しい」/スーパーGT最終戦鈴鹿
2024年最終戦となったスーパーGT第5戦鈴鹿ではチームスポンサー100戦参戦記念の感謝状贈呈式や、グレイデッドドライバー(参戦100戦)の表彰式などがポディウム上で行われた。 【写真】荒井つかささんの100戦を祝う谷口信輝、片岡龍也、片山右京監督、安藝貴範エントラント代表 実は今回の鈴鹿大会では、もうひとつ“100戦記念”が生まれていた。GT300クラスのグッドスマイル初音ミクAMGを応援するレーシングミクサポーターズの荒井つかささんが、このレースで同ユニットに所属して100戦目を迎えたのだ。 荒井さんは高校生時代の2012年にデビューし、初年度はフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)のレースアンバサダーを務めた。翌2013年からレーシングミクサポーターズに就任し、今年で12年目を迎えた。 その間、スーパーGTの公式戦(計96戦)に加えて、2013年の富士スプリントカップや鈴鹿10時間レース(2回)、スパ24時間レースでも“ミクサポ”を務め、この2024年最終戦でちょうど100戦目。予選日のピットウォーク中の記念撮影では誕生日を記念したケーキと100戦を祝う大きなバナーが登場するなど、お祝いムード満載となった。 100戦のお祝いについては軽く聞いていたという荒井さんだが、ピット前にはドライバーの谷口信輝、片岡龍也をはじめ、安藝貴範エントラント代表、片山右京監督と、場内実況でお馴染みのピエール北川アナウンサーも駆けつけた。 荒井さんも「嬉しいです! ありがとうございます!」と満面の笑みを見せていた。 改めて、同じチームのレースアンバサダーで100戦目を迎えたことについて「すごくビックリしています! 数年前に計算したときに『(100戦は)まだまだ先のことだな』と思っていたので……気がつけば、という感じです」と驚きつつも、ここまでミクサポを続けられたことに感慨深い様子でもあった。 「毎年、続けようかどうしようか……私の中で悩むこともありますけど『来年もどうですか?』と聞かれると……やっぱり楽しいので、ついつい『よろしくお願いします!』と返事してしまいます(笑)」 グッドスマイルレーシングは、ドライバーの体制もここ10年以上変更がないため、荒井さんにとってもチーム内は慣れた間柄という雰囲気がありそうだが、当の本人は「そんな『仲良し』という感じはなくて……今年でミクサポは12年目ですけど、ドライバーのおふたりや(片山)右京さんのカッコ良さは変わらないので、いつまで経ってもお話するときは緊張しちゃうし、今でも『私なんかが、恐縮です』という気持ちはあります」と語っていた。 改めて、応援してくれるファンに向けて「本当にファンの皆さんの応援がなかったら、こうして続けることは絶対にできなかったと思います。皆さんあってだと思うで、これからも一緒に応援してもらえたら嬉しいなと思います」と荒井さん。 ピットウォークをはじめパドックでも、多くのファンから祝福の声をかけられていた。 [オートスポーツweb 2024年12月08日]