ツールを沸かせた“あの男”たちがさいたまへやってくる! 第10回記念を祝う豪華ライダーの競演【Cycle*2024 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム:プレビュー】
タイムトライアルレースは、チームTT方式で行われ、海外・国内それぞれの参加チームが3人ないし4人一組でフィニッシュラインを目指す。3.2kmのコースを1周し、そのタイムで順位を決める。各チーム2番手ライダーのフィニッシュライン通過タイムが有効になる。これとは別に、日本の女子・男子ジュニア・パラサイクリング・秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会優勝者による個人タイムトライアルレースも催される。 チームTTで各選手・チームの走りに魅せられたところで、満を持して行うは「クリテリウムメインレース」。こちらは1周約3.6kmのコースを17周回し、一番にフィニッシュラインを通過した選手が優勝。ひと目で誰が勝ったかが分かる、ロードレースの本質が詰まった一戦である。
レース途中、2・6・10・14周目のフィニッシュライン通過時に中間スプリントポイントが設けられ、上位通過4選手に5・3・2・1ポイントが付与される。総獲得ポイントがトップの選手がポイント賞に輝く。また、4・8・12・16周目の山岳ポイントでは上位3選手に3・2・1ポイントが付与。こちらも総獲得ポイントが一番の選手が山岳賞に。そのほか、敢闘賞、新人賞(1999年1月1日以降生まれの選手対象)、チーム賞、日本人チーム賞が設けられる。
今回のレースで使用されるコースは、これまで通りさいたま新都心の高層ビル群を縫うようなレイアウトであると同時に、第10回大会を記念して初めて「さいたまスーパーアリーナ」のメインアリーナを通過。まだ誰も見たことのない、新たなクリテリウムを実感することができそうだ。
そんなさいたまのコースに挑むのは、海外・国内それぞれ7チーム。
ツール2024の4賞ライダーでは、ポイント賞のマイヨ・ヴェールを獲得したビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)が初来日。ツールでステージ3勝とセンセーショナルな活躍で、すっかり世界の一流スプリンターに仲間入りした。もちろん、さいたまのスピードコースにも適応するだろう。
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