熊本国府監督、救援左腕は「普通の顔じゃなかった」 センバツ
第96回選抜高校野球大会は18日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、1回戦で春夏通じて初出場の熊本国府が延長十回タイブレークの末、2―1で2022年大会準優勝の近江(滋賀)にサヨナラ勝ちした。 【熱戦を写真で】熊本国府ー近江(1回戦) 甲子園初勝利を挙げた熊本国府の山田祐揮監督のコメントは次の通り。 ◇「思い描いていたゲームになった」 ◇熊本国府・山田祐揮監督 私の思い描いていたゲームになった。初回からピンチもあり、常にプレッシャーのかかった状態だったが、なんとか選手たちがしのいでしのいで、今日の勝利につながったと思う。 甲子園での初めてのゲームということで、やっぱりなかなか全国では勝てないんだということをすごく教えられた一戦だった。 ピッチャーを中心にしっかり、どんな状況でもしっかり守ろうという練習を彼らが入学してきた時からやってきた。変わった練習をしているわけではなくて、やはり基本の繰り返しです。どんな展開になっても、選手たちが自信を持って守れることを大切にしてきた。 (八回から救援した左腕・植田凰暉投手が無失点の好投)すごく緊張していて、普通の顔じゃなかったので正直、心配はしました。ただ、投げる度に周りがカバーしてくれて、左打者に対する投球という自分の持ち味を発揮してくれた。 (近江の多賀章仁監督は)甲子園で20勝以上されていて、私が生まれる前から近江高校で監督をされている。素晴らしい経験値を持たれている。最初の試合をそんなベテランの監督さんと戦うことができて、本当にうれしく思います。