お金、仕事、人間関係など大事なものを失ったとき、また立ち上がるために役立つ「2つの心構え」
自分に「幸せになる力」はあるのか
「今、手元にある大切なもの」を失っても、いつでも自分に「新たに大切なものを生み出す力」さえあれば、悲しみから抜け出しやすくなります。大切なものを失っても、「また新たな大事なものを作ろう」と思えば、執着心を抱かずにも済みます。 逆に、自分に何も生み出す力がないまま、「手元にある大切なもの」を失ってしまったときは、大変です。ただただ喪失感しかないですしね。その場合は、失ったものに対して、執着し続けるしかなくなり、辛いことでしょう。 結局、なにがあろうと、「失わないもの」「奪われないもの」があるのだとしたら、これまでの経験と知識と能力です。 たとえお金や仕事を失ったのだとしても、「自分次第」でまた新たなものを手に入れることはできます。また大切な人との関係を失っても、自分さえ魅力があれば、もっといい人とご縁ができることあります。 「何があるから幸せ、何を失ったから不幸」ではなく、いつでも「自分次第」で新たなものを得られるのです。自分が「“幸せを生み出す力”があるのかどうか」にかかっているのです。
“人としての魅力”は武器になる
基本、「幸せを生み出す力がある人」は、いつでも自分のメンタルをコントロールし、柔軟性を持って変わっていきます。また自分がやるべきことを一生懸命行いつつ、周りの人たちにも感謝の気持ちを忘れないでいます。だから、周りが応援をしたくなることも多いのです。 もちろん「運の流れ」もあるので、思い通りにいかないことは出てきますが、基本、自分自身に“人としての魅力”があれば、助けてくれる人が現れることは多いでしょう。 だから、何が起ころうと、ひねくれたり、いじけたりするのは、いいことは1つもない。魅力がなくなりますしね。 いつでも魅力を磨き続けることは、得策。それが、「自分の武器」になるのです。 結局、逆境を乗り越えれば乗り越えるほど、人はメンタルが強くなるし、魅力も増します。だから、辛いときほど「今は、“心の筋トレ”中」と思って、前向きな気持ちで自己を鍛え上げると、失う前よりも人生が好転することは意外と多いのです。 誰だって大切なものは失いたくないし、なくなってしまったときは、嘆き悲しみます。でも、それに負けずに、メンタルを鍛え、魅力を増やし、不幸の出来事を「幸せのきっかけ」に変えられる人でありたいものですね。
コラムニスト・ひかり