F1シンガポールGP FP1:ルクレールが首位発進。RBは角田5番手、リカルド7番手と2台揃ってトップ10入り
2024年F1第18戦シンガポールGPのフリー走行1回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(RB)は5番手だった。 【写真】2024年F1第18戦シンガポールGP 角田裕毅(RB) 前戦アゼルバイジャンGPに続き、今週末のシンガポールGPもストリートサーキットでのレースになる。持ち込まれたタイヤはハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5という最も柔らかいコンパウンドだ。 昨年マリーナベイ市街地サーキットのコースが改修され、オリジナルのレイアウトにあったセクター3の90度コーナー(ターン16~19)がなくなり、ターン14から新しいターン16まで約400mのロングストレートになった。今年はここに4つ目のDRSゾーンが設けられている。 気温31度、路面温度38度というコンディションで、現地時間17時半にセッションがスタート。コース上のマシンは多くがハードタイヤを履いており、ミディアムタイヤは7台ほどだ。まずはミディアムのノリスが1分33秒199でトップ、ハード勢ではルクレールが1分33秒698で2番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分33秒793で3番手に続く。角田もミディアムを履いて1分34秒015をマークし6番手につけている。 走れば走るほど路面のコンディションが改善されてタイムが上がっていき、ハードのルクレールは10周走ったタイヤで1分32秒702でトップに立った。セッション中盤に入ると各車ソフトタイヤを投入し、ノリスが1分32秒165で首位に浮上。各車タイムを更新するなか、角田が1分32秒263で一時2番手に。しかしその直後にサインツが1分32秒166でノリスと角田の間に割って入った。 ノリスは一度ピットに入ったが、再びコースに出ていきトップタイム1分31秒839とトップタイムを縮める。そのノリスと0.037秒差の2番手にルクレールが飛び込み、3番手にサインツが続いた。4番手がフェルスタッペン、5番手に角田が続き、チームメイトのダニエル・リカルドも1分32秒375で7番手につけている。ルクレールも一度ピットに入り、再び同じタイヤでコースに出ると、最速となる1分31秒763をマークした。 セッション後半から終盤にかけては、各車最初に履いたユーズドタイヤでの走行に取り掛かる。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はわずかに右のタイヤを接触させたため、一度ピットに戻って確認をしたが、すぐに再びコースに出た。タイムシートに大きな変更はなく、ルクレール、ノリス、サインツというトップ3でFP1が終了。RBは角田が5番手、リカルドが7番手と2台揃ってトップ10に入っている。 [オートスポーツweb 2024年09月20日]