ロッテ井口前監督がメジャー挑戦の朗希にエール 「自分で計画を立てる子。心配していない」
井口資仁氏(50)が8日、ロッテ監督時代の教え子でメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)にエールを送った。22年の完全試合を含めて19年ドラフト1位から3年間指導。「彼の決断は本当に尊重したいし、活躍してほしいと思います。成熟している選手ではないし、まだ体もデカくなるはず」と底しれぬ伸び代を明かした。 【写真あり】ロッテに別れを告げた佐々木朗希「熱い声援、厳しい激励も力に変えて」 不安視される登板間隔には「(ドジャースの)山本は中5(日)で回っていますし、入団(するチーム)の条件に中5とか中6と入れるはず。アメリカはしっかり管理してくれる」と断言。球数に関しても井口前監督下では100球、吉井理人監督下では120球がMAXだったが「メジャーの先発はだいたい100球で、その辺はさらに管理されるはず」と話した。それどころか「彼はこの環境(米国)の方がノビノビできるかな。自分で計画を立ててできる子なんで心配していない」と太鼓判を押した。 恩師の青学大・河原井正雄前監督(70)が主催する群馬県桐生市の野球教室に講師役で参加。ロッテのドラフト1位で背番号6を継承する青学大の後輩、西川史礁外野手(21)にも「僕がユニホームを脱いで、その次につける選手。外野争いは激戦ですけど、レギュラーをつかんで」と期待していた。 ○…井口前監督が参加した「第1回河原井正雄会野球教室」には96年全日本アマチュア王座決定戦を制し、青学大からドラフト1位でプロ入りした倉野信次氏(ソフトバンク投手コーチ)清水将海氏(同バッテリーコーチ)沢崎俊和氏(元広島コーチ)らが集結。主催は96年組同期で現在、高崎市内の会社経営者・四十万(しずま)善之氏の運営する野球塾「四十万道場」が担った。「きょう(8日)が第1回ですが、来年以降も、96年組に限らず、群馬圏内で続けたい」と四十万氏が語った。