プルシェールとノバラック、WECルーキーテスト参加が決定。プジョー9X8をドライブへ
プジョーは10月18日、テオ・プルシェールとクレモン・ノバラックが、来月バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるWEC世界耐久選手権のルーキーテストで、プジョー9X8をテストドライブすると発表した。 【写真】プジョーからWECルーキーテストに参加するクレモン・ノバラック(左)とテオ・プルシェール(右) ふたりの若手フランス人ドライバーは、チームのレギュラードライバーであるポール・ディ・レスタと、来季2025年にレースドライバーへと昇格するマルテ・ヤコブセンとともにフランスメーカーのテストメンバーに選ばれた。この4名はシーズン最終戦直後の11月3日(日)にバーレーンで開催される、一日限りのテストに参加する予定だ。 2023年のFIA F2チャンピオンであるプルシェールは、全日本スーパーフォーミュラ選手権とNTTインディカー・シリーズの両方に短期間参戦した波乱のシーズンを経て、初めてトップレベルのスポーツカーに試乗する。 「バーレーンでプジョー・トタルエナジーズと一緒に9X8を走れることをとても嬉しく思う」と21歳のプルシェールは語った。「ハイパーカーという耐久レースのクルマを運転するのは初めてなので、僕にとって新しい経験になるだろう」 「僕にとってそれはほとんど別のスポーツで、F2やF1のリザーブドライバー、インディカーで慣れ親しんだものとはまったく違うはずだ」 「FIA WECを知ることができて興奮しているよ。いつの日かこのシリーズ、とくに世界でもっとも偉大なレースであるル・マン24時間レースに出場できることは、すべてのドライバーにとって夢だと思う」 FIA F2でのかつてのライバルであるプルシェールと異なり、ノバラックはすでに耐久レースの経験を積んでいる。彼は今シーズン、シングルシーターからスポーツカーに転向し、インターユーロポル・コンペティションからELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦している。 また、ル・マン24時間にもポーランド籍の同チームの一員として初参戦。ヤクブ・スミエコウスキー、ウラジスラフ・ロムコとともにオレカ07・ギブソンをシェアし、クラス2表彰台を獲得した。 23歳のフランス人は「WECルーキーテストでプジョー・トタルエナジーズに参加できることを非常に嬉しく思う」と語った。 「これは僕がシングルシーターから耐久レースに転向するための重要なステップだ」 「この分野での素晴らしい歴史を考えると、ハイパーカーカテゴリーでデビューするのにこれ以上のチームはないと思う。このような経験豊富なチームから可能な限り多くのことを学ぶことを本当に楽しみにしている。僕にとって非常に有意義で充実した一日になることだろう」 プジョーのアナウンスは、同じフランスのブランドであるアルピーヌがビクター・マルティンスをルーキーテストのラインアップに加えると発表した直後に行われた。 [オートスポーツweb 2024年10月19日]