「あちこち裸の人がいたから大したことじゃなかった」 全裸になって洞窟で過ごすヌードイベントが盛況
裸でクルーズ船に乗る旅、裸で過ごせるホテル……。世界には、全裸を愛するヌーディストのためのスポットやイベントがある。そんなひとつが、アメリカの洞窟で行われるヌードイベントだ。 【写真を見る】えっ…全裸で洞窟に? 実際のヌードイベントの様子
毎年恒例、裸で洞窟に入って暑さをしのぐ
ニューヨーク州ショーハリー郡にあるハウ洞窟は、「ネイキッド・イン・ケーブ」イベントをもう何年も開催してきた場所。2024年は6回目を数えるまでになった。 このイベントは名前の通り、「洞窟で全裸」がコンセプト。当然ながら全裸になることが参加条件。バスローブで洞窟の中に入り、その後、全裸になって過ごす。ディナーも用意されているので自由にそれらを食べることも可能だ。年に一度のイベントなのだが、なかなかの盛況らしく、2024年は350人分のチケットが売り切れになる可能性もあったのだとか。 入場料はドリンク1杯付きで1人85ドル(約12,000円)と決して安いとは言えない。だが、ひんやりする洞窟で裸になるという非日常感満載のイベントのため、「ぜひ行きたい」という人も多いのかもしれない。
裸になるまで「1時間かかった」参加者も
実際にイベントに参加したというある女性は、「最初は中に入る勇気がなくて、駐車場で1時間ほど座っていた」と語る。イベントのために100ポンド(約45㎏)も減量したそうだが、それでも1人での参加だったこともあり、「なかなか勇気が出せなかった」のだとか。だが、思い切って全裸になったそうで、「ほんの数分でくつろいだ気分になって、とても爽快な体験だった」と振り返る。 「じろじろ見られることは一度もなかったし、あちこち裸の人がいたから本当に大したことじゃなかった」という。彼女いわく「ひとりでバーに行くのと、何も変わらなかった」そうだ。 そんな洞窟でのヌードイベントには、毎年初参加の人も多い。そして多くの人が口コミでやってきて「なぜ、もっと早く来なかったんだ!」と悔やむほど、満足して帰っていくのだとか。 洞窟のような天然でできた閉鎖空間で味わうヌードの解放感は、また一味違うものなのかもしれない。
文:佐藤まきこ