激安車20台以上を乗り継いだドラゴン山崎流中古車チェック術は前オーナーのプロファイリングにあり!【フィアット500PINK!オーナーレポート vol.2】
じつに初歩的な推理だよ、ワトソンくん筆者のプロファイリングによる前オーナー像がこれだ!
以上のことから多少の妄想を入れつつも筆者なりにプロファイリングをしてみよう。このクルマの前オーナーはもちろん女性。体形は小柄~中肉中背で、少なくとも太ってはいない。購入時の年齢は20代後半~30代中頃くらいで、年間の走行距離から考えて、通勤やプライベートだけでなく、仕事でもフィアットを使っていた可能性がある。ピンクのボディカラーが許されるということは、横文字系の職種かそれに準ずる自由な雰囲気の会社に勤めている、あるいは才能を生かした自由業なのかもしれない。生活は比較的裕福で実家暮らしをしており、家族にイタリア車のベテランユーザーがいる。フィアット500の所有期間中に結婚し、それを機に親元を離れて夫婦で居を移した。そして、妊娠・出産が転機となり、3ドアではやはり不便ということでお気に入りのフィアットを手放し、VWポロかゴルフ、アウディA3あたりの新車に買い替えた……と、このように推理してみたがいかがだろうか? まあ、真実のほどは定かではないが、いずれにしても前オーナー像は固そうではあるし、コンディションも距離の割には悪くない、というかむしろ良好だ。鬼門のデュアロジックもエンジンルームを覗くと専用オイルを交換しやすいように遮熱板が少し折り曲げてあるのが確認できた。ということは、定期的にオイル交換が行われていた車両と考えて良く、しっかりとしたメンテを受けてきた個体であるようだ。 プランニングおがわの敷地内で現車チェックを終えた筆者は、クルマで10分ほどの距離にある由布院の市役所で仮ナンバーを取得。フィアット500で店の周りをひと回り走ってみたところ、メカは調子良く、店に戻ってくる頃にはをすっかり気に入った。ということで当初の予定通り契約書に判子を押し、晴れてピンク色のチンクェチェントは筆者のものとなった。予備検付きでの購入としたので、あとは自宅のある千葉まで再び1100kmを自走で帰り、陸運局に行って名義変更とナンバー取得を受けるだけとなった。購入してから最初のドライブが長距離というのが若干気にはなったが、生来からの楽天的な性格ということもあり、大きな不安は感じることなく一泊した後に帰路についた。
山崎 龍
【関連記事】
- レトロでキュートなフォルムが人気のロングセラー「フィアット・チンクエチェント」【最新コンパクトカー 車種別解説 FIAT 500】
- フィアット&アバルトファンがフェスティバルウォーク蘇我に大集合!500はもちろんパンダにプント、アウトビアンキA112の姿も!?【CIAO! FesTrico】
- スバル360より小さい!? イタリアンバイクブランドのフランス製軽自動車「ベスパ400」は知ってる?【ホンダコレクションホールで見つけた希少車】
- フィアット500に新グレード『1.2 ドルチェヴィータ』が登場、同グレードがベースの限定車『グランデ ブル』も!
- 5月26日まで!「FIAT 500 & 500e試乗キャンペーン」がスタート! 対象モデルの試乗でオリジナルグッズをプレゼント!!