「え、ヤバ。怖っ」意味を理解したほうが身のため…謎の標識について。
道路標識は、クルマの運転者/歩行者にとって非常に重要な情報を伝える役割を果たしている。教習所ではさまざまな道路標識を学びますが、進入禁止/駐停車禁止といったよく目にする重要な標識からあまり見かけないという標識も数多く存在。特に”!”マークの標識は、一見すると意味がわかりにくく、見かけたことがあるという人の方が少ないのではないでしょうか。実はこの”!”は非常に重要な意味を持っている。一体どのような意味が…? 【写真 12枚】「めっちゃあるやん…」変な標識の写真ギャラリー
レアすぎる標識?”!”マークは何を表している?
道路にはさまざまな危険が潜んでおり、これらの危険を知らせるためのものが”警戒標識”です。よく目にする警戒標識としては、交差点あり/幅員減少/動物注意/スリップ注意などがあります。しかし、これらの標識ではすべての危険を具体的に示すことは難しい場合があります。 そこで登場するのが”!”マークの標識、すなわち”その他の危険標識”です。この標識は、具体的な危険を示すことができない場所、たとえば路肩がぬかるんでいて脱輪の危険がある場所/横断する歩行者が多い道路などが挙げられます。 “!”標識はその他の警戒標識では表現できない警戒事項を表している標識ということです。この標識に遭遇した際は、特に注意深く運転することが求められるでしょう。実際に、新潟県村上市羽黒町内の市道には、”!”の標識が設置されており、その理由としては、下り坂からの急カーブ/合流車に注意するための警戒標識として設置されているようです。 元々”!”の標識は”注意”/”危険”という2種類の警戒標識だったとされています。注意/危険の標識は、道路上における注意事項や危険を知らせるために設置されていましたが、道路状況の変化に伴って注意事項が細分化されていきました。 幅員減少/信号機あり/上り急勾配あり/落石注意などで細分化されたことで元々の2標識は役割を失い、カバーできない危険に対して新しく制定された標識が”!”となりました。 なお、この標識には”幽霊が出る場所に設置される”という都市伝説もあると言われていますが、これはあくまで都市伝説です。山奥/普段通らない道路などには特殊な危険があり、そのような場所がたまたま幽霊が出そうな場所であるということから、このような都市伝説が生まれたのかもしれません。