学生の「盗撮事件」が続発する”闇深すぎる理由”…名門サッカー部にエリート校も、安易に盗撮に走る「ヤバい若者たち」
東大合格者を輩出するエリート学校で「盗撮事件」
若者に盗撮が蔓延し、事件が多発している。しかも舞台は「学校」だ。 今年10月、富山県の県立高校で男子生徒による盗撮事件が発生。学校側は警察に被害届を提出している。再発予防策として、生徒に正しいスマートフォンの使い方を説明しているという。 【マンガ】追いつめられた女性が「メンズエステ」の世界で味わった「壮絶体験」 東大合格者を輩出するエリート学校でありながら、甲子園にも出場経験がある神奈川県の名門高・桐蔭学園でも盗撮事件が起きた。今年5月、硬式野球部の2年生がスマートフォンを教室に設置し、女子生徒の着替えを盗撮した。神奈川県警はこの生徒を書類送検したそうだ。 また、11月29日には全国高校サッカー選手権に出場する山梨学院のサッカー部員らが、修学旅行先で盗撮行為に関わったと報じられた。 さらに、大規模な盗撮グループが摘発される事態も発生している。11月、京都府警は盗撮グループ7人を性的姿態撮影処罰法違反容疑などで送検。彼らは全国の女子高校生らの盗撮を繰り返していた。 実はこのグループは全部で28人いて、メンバーの中には中学生や高校生ら未成年者が多くいたという。彼らはSNSのグループチャットで映像や情報のやりとりを繰り返していて、チャット画面には1000人以上の盗撮画像が貼り付けられていた。 チャットには「生パンの子を発見」「生しか勝たん」「撮られる奴がマヌケ」ほかにも「盗撮したくてうずうずしてきた」「学校始まったら毎日できるから」などの書き込みがあり、盗撮の舞台が学校であったことは間違いない。さらにはメンバーが撮影した盗撮画像を賞賛する書き込みもあり、盗撮メンバーたちは歪んだ承認欲求をむき出しにしていた。「盗撮が生きがい」とまで語る容疑者もいたそうだ。 盗撮する人間は、被写体の普段と違う姿態を撮影することに喜びを覚える特徴がある。そして、性質が悪いことに「みんなが喜ぶ」と勘違いしてしまう。学校での盗撮ならば、ほかの生徒たちに盗撮した”成果”を自慢して見せてしまうというわけだ。なかには喜ぶ生徒もいるため、加害生徒の盗撮行為もエスカレートすることがある。 上記の盗撮グループの事件が悪質なのは、学内をこえて中学生~20代の若者たちでグループを組んでいたことだ。互いに写真を取り合って賞賛し合い、撮影の仕方や盗撮スポットの情報交換を行っていた。その様子をちょっと想像しただけで薄気味悪い。