歴史的大混戦。5校に優勝可能性がある関東大学リーグ戦2024。最終節「東海大学×流通経済大学」
8校が参加する全7試合の関東大学リーグ戦1部は最終節。
リーグ優勝の可能性があるのは上位5校(大東文化大学、流通経済大学、東海大学、東洋大学、法政大学)。上位3校に与えられる大学選手権出場キップの行方も未確定だ。
ここで、歴史的な大混戦をしめす、6試合終了時点での順位表を確認しておきたい。
順位チーム勝点勝ち引き分け負け1大東大274112流経大254023東海大243124東洋大244025法大234026日大152047立正大152048関東学大8006
全勝(6勝)チームはなく、1位から5位までの勝点差はわずか「4」。一度の勝利(勝点5)で逆転可能な範囲内に5チームがひしめく。
そして今週、全4試合が開催される運命の11月24日(日)。
11時30分開始の第1試合(秩父宮)で、大東大(1位)が法政大(5位)に勝てば2017年以来の優勝が決定。焦点は、残り2枠の「選手権出場権争い」に移る。ただ、ここで大東大が負けると法政大が大学選手権出場。まさに運命の一戦となる。
この「大東大×法政大」の直後、同舞台(24日/東京・秩父宮)でキックオフを迎えるのが「2位流経大」×「3位東海大」の決戦だ。
どちらも勝利すれば少なくとも大学選手権出場は決定する大一番。一方で負ければ大学選手権出場を逃し、シーズン終了を迎える可能性もある。
大学選手権連続出場が「19」でストップする危機にあるのが、リーグ6連覇中の東海大だ。
ここ3試合は1分2敗。東洋大戦(26-33)、大東大戦(33-33)、法政大戦(19-29)と勝利がない。
リーグ戦を6連覇した東海大の強みはセットプレーと強力FW。畳みかける圧力とスピード感はリーグ随一だった。
今季も大東大戦で後半トライを奪ったスクラムなどパワープレーは大きな武器だが、近年は東洋大や立正大の隆盛など、他チームの成長が著しい。ここ4試合は毎回約30失点が続いており、王者らしい守備力を披露できていないのも気になるところだ。