『オオカミちゃん』で話題、高鶴桃羽「バレエ時代は痩せすぎ…グラビアを始めて体型を褒められるように」
ロシア時代、自分では太いと思い込んでいた
「二十歳になった節目に、新しいことに挑戦しようと思ってグラビアを始めました。水着姿になること自体が小学校の授業以来で、しかも初めてビキニを着るということで、最初は私で大丈夫なのかな、撮影中も恥ずかしいんだろうなと不安だったんです。でもバレエも体のラインが出る衣裳を着て人前で踊るので、意外と平気でしたし、カメラマンさんを始めとしたスタッフさんも褒めてくださるので、すごく楽しくて。 『週プレ』さんの掲載号が発売したら反響も大きくて、いろんな方からご連絡をいただき、うれしい言葉をかけていただきました。体型が変わってしまったので、バレエの先生から怒られないか心配だったんですが、『すごく輝いていたよ』という言葉をいただいてホッとしました」 ロシアでバレエに打ち込んでいたときは、病的なほど痩せることに固執していた。 「ロシアに留学していたときは、自分が細いとは一度も思ったことがなくて。今、当時の写真を見返したら異常に細いですし、体重的にも危ないラインだったんですよね。周りからも、『もっと太ったほうがいい』と言われていたんですが、ロシアの方もみんな細かったので、自分では太いと思い込んでいたんです。 なぜ、そこまで自分を追い込んでいたかと言うと、バレエ学校で基準の体重があって、それを超えたらペナルティでトレーニングが増やされるんです。そもそも、その基準が低く設定されていた上に、私は常に余裕でクリアしていたかったので、食事もお昼だけにするなど無茶をしていました。周りもそうだから、あのときは感覚がおかしくなって、食べ物が敵に見えていました」 帰国して、節制する必要もなくなった上に、久しぶりに食べた日本の食事が格別に美味しかった。上京して一人暮らしを始めたことで、誰にも気兼ねすることなく好きなものを食べることができた。 「ロシアから帰ってきて、好き放題食べていたら一瞬で激太りしまして、数か月で二ケタの単位で体重が増えて、過去最高体重になりました(笑)。それまでは全く胸がなかったですし、むしろバレエをやる上で必要ないと思っていたんですが、太ったことで胸も大きくなったんですよね。そういえば自分も女の子だったんだと気付いてびっくりしました。 グラビアを始めたら、男性からも女性からも『女性らしくて素敵な体』と褒めていただくことが多くて。それまで理想としていた体型がずれていたんだなと。さすがに今は食べるのを控えるようになって、体型も気にするようになったんですが、昔みたいに『細ければいい。骨になりたい』という思考はやめました」