ボルボ『XC90』改良新型、米IIHSで最高の安全性能評価「TOP SAFETY PICK+」に
ボルボカーズは、SUVの『XC90』の改良新型が、米国道路安全保険協会(IIHS)の最高安全性能評価「TOP SAFETY PICK+」を獲得したと発表した。 IIHSの2024年基準では、小型オーバーラップ前面衝突試験と更新された側面衝突試験で「良好」評価、歩行者前面衝突防止評価で「許容可能」以上、全トリムレベルでのヘッドライト評価が「許容可能」以上であることが求められる。さらに「プラス」評価には、更新された中型オーバーラップ前面衝突試験で「良好」または「許容可能」の評価が必要となる。 XC90のマイルドハイブリッド(B5、B6)およびプラグインハイブリッド(T8)の両バージョンが、これらの最新基準を満たし、更新された側面衝突試験でも最高評価の「良好」を獲得した。 ボルボは50年以上にわたる実際の事故研究から得た独自の安全知識を活かし、XC90に高度な安全ケージや包括的な能動的安全機能を搭載している。これには、対向車線への逸脱防止、路外逸脱防止、他の車両や歩行者、自転車利用者、大型動物との衝突回避支援などが含まれる。 標準装備の安全機能には、前面衝突防止、自動緊急ブレーキ、特許取得済みの側面衝突防護システム(SIPS)、むち打ち防止システム(WIPS)、路外逸脱防護などが含まれる。 安全性能に加え、XC90プラグインハイブリッドはEVモードで最大51.5kmの走行が可能で、燃費性能も優れている。ボルボカーズは持続可能性を重視し、2040年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指している。
レスポンス 森脇稔