知らないと恥ずかしい! やってはいけない箸の使い方【お箸のマナー】大人の品格マナー講師・末永貴美子さんインタビュー
お箸を置く場所は?
自分が使ったお箸は、かならず箸置きの上に置きます。小皿やお茶碗の上に箸を渡す「渡し箸」は不作法ですし、相手のほうに箸先を向けるのもマナー違反です。もし箸置きが用意されていない場合は、割り箸の袋を折って箸置きの代わりにしても構いません。普段の振る舞いが出やすいところですので、自宅でも箸置きを使う習慣をつけておくのがいいですね。
おせち料理を自分のお箸で取ってもいい?
これは料理を振る舞う側が用意するものですが、おせち料理には「取り箸」が置かれているのが一般的です。料理を取る時に取り箸を使えば、その場にいる人たちが皆気持ちよくいただけるはずです。料理を振る舞う側は、取り箸の準備をお忘れなく。 なお、祝い箸で料理を取る時にクルッと返して「返し箸」にする人がいますが、これはマナー違反です。そのための両口箸ではありませんので、返し箸をしないように気をつけましょう。 美しい振る舞いを身につけておけば、お呼ばれされた先でも好印象を与えられるはず。これを機に、基本的なお箸の使い方をおさらいしておきましょう! 取材・文=吉田あき