飼い殺し確定…? 今夏の移籍に失敗した余剰戦力6人。現クラブに居場所なし…。今後が不安な男たち
MF:レオン・ゴレツカ(ドイツ代表)
生年月日:1995年2月6日 現所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン 23/24シーズン成績:30試合6ゴール9アシスト レオン・ゴレツカはボーフムでプロデビューすると、その後5シーズンに渡ってシャルケで高いパフォーマンスを続け、18/19シーズンにバイエルン・ミュンヘンに加入した。加入当初からボランチからトップ下まで、中盤ならどのポジションでも器用にこなし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)史上初の全勝優勝やリーグ11連覇に大きく貢献するなど、クラブの中心選手として活躍してきた。 ただ、ゴレツカのクラブ内の立場は、ここ2年ほどでそれほど確立されたものではなくなっている。健全経営を徹底しているバイエルンの中で、29歳でチーム内6番目の高年俸となっている(『capology』参照)同選手は、経営陣にとって目の上のたんこぶとなっているようだ。さらにバイエルンはハリー・ケイン獲得に代表されるように、大型契約が目立ち、その獲得資金を調達する狙いもあるようだ。 今季フラムから同い年のジョアン・パリーニャを獲得したことからも、ゴレツカが厳しい立場に置かれていることがわかるだろう。ヴィンセント・コンパニに監督が代わったことで、昨季までのように中盤の1番手で起用されてはおらず、今季の出場はここまで終了間際の出場1試合のみに留まっている。
DF:セルヒオ・レギロン(スペイン代表)
生年月日:1996年12月16日 現所属クラブ:トッテナム(イングランド) 23/24シーズン成績:9試合0ゴール0アシスト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 23/24シーズン成績:16試合0ゴール4アシスト(ブレントフォード/イングランド) 幼少期からレアル・マドリードの下部組織に所属していたセルヒオ・レギロンは、18/19シーズンにようやくトップチームへと昇格。怪我で戦線を離脱したマルセロの代役という形ではあったが、リーグ戦14試合に出場した。 結局マドリーでレギュラーをつかみ取ることは出来なかったが、翌シーズンレンタルで加入したセビージャでは、自己最多のリーグ戦31試合に出場し一気に飛躍。そして2020年からはトッテナムでプレーすることとなった。同クラブでは20/21シーズン、21/22シーズンと共にリーグ戦25試合以上に出場したが、チーム内での評価を高めることは出来ず、2022年夏にアトレティコ・マドリードにレンタル移籍となってしまった。 監督がアンジェ・ポステコグルーに代わった昨季はプレシーズンマッチで多くのプレーを重ねたものの、結果的に構想外となってしまい、左サイドバックにけが人が続出していたマンチェスター・ユナイテッドに“緊急”でレンタル移籍。冬にレンタル期間は終了したが、トッテナムでプレーせず、すぐにブレントフォードに再レンタルしている。 度重なるレンタルを終え戻ってきた今季もトッテナムからの評価は変わらず。『GIVEMESPORT』によると、トッテナムは放出先を模索しており、実際リールからレンタル移籍のオファーがあったようだが、所属元が要求した内容が噛み合わず、破棄になってしまったようだ。2022年からクラブでプレーしていないレギロンに、居場所は全く残されていない。
フットボールチャンネル