たった半年で29億円の市場価値上昇 ポステコグルー率いるトッテナムを撃破したイプスウィッチで輝く超新星たち
来季にはステップアップも?
歌手のエド・シーラン氏が少数株主になったことで知られる昇格組のイプスウィッチは、プレミアリーグ第11節でトッテナム相手に2-1の勝利を飾り、リーグ戦今季初白星を挙げた。 [動画]BIG6トッテナムを昇格組のイプスウィッチが撃破!!! 今夏にはビッグクラブへの引き抜きが噂されるも、クラブと契約を延長したキーラン・マッケナ監督の下、イプスウィッチは粘り強く勝ち点を稼いでいる。11試合を終えて1勝5分5敗の勝ち点8、11試合目にして初の勝ち点3をアウェイでの対BIG6で掴み取った。 そんなイプスウィッチを支えているのが、ともに21歳のオマリ・ハッチンソンとリアム・デラップの2人だ。チェルシー、マンチェスター・シティとBIG6のアカデミー出身で、ハッチンソンは昨季から、デラップは今季からマッケナ監督の下でプレイしている。 トップ下で起用されているハッチンソンはパス、ドリブルの2つの武器を生かしてチャンスを創り出すレフティで、チームの攻撃を操っている。守備意識も高く、マッケナ監督に高く評価されている。 デラップはサイズのある点取り屋で、ここまではチームトップの6ゴールを記録。186cmの長身を生かしたポストプレイは彼の強みの1つで、 後方からのロングボールのターゲットマンとして攻撃の前進に大きく貢献している。 イプスウィッチはハッチンソンとデラップの獲得に3500万ポンドを費やしているが、この選択は大正解だった。現在はチームの中心として活躍しており、引き抜かれたとしても多額の移籍金を残してくれるだろう。 『Transfermarkt』が独自に設定している市場価値は選手を評価する1つの指標となっている。両者ともに高く評価されており、2024年5月から現在までで、ハッチンソンは700万ユーロから1800万ユーロ、日本円にして約11億円から約29億円、デラップは800万ユーロから1500万ユーロ、日本円にして約13億円から約24億円、2人合わせて市場価値が29億円も上昇している。
構成/ザ・ワールド編集部