豪邸拝見! トミー・ヒルフィガーと妻ディーの愛の巣、コーラルハウスの中身
コネチカットの家を売るのは辛かった、と言う夫妻。彼らはそこに12年間住み、現在は15歳になる息子のセバスチャンを育てたのだとか。「終の住み処になると思っていました」とトミー。ところが、新型コロナウィルスのパンデミックが起こり、仕事や通勤の意味が変わると、トミーはこの変化に適応します。「後戻りは嫌いです。前に進みたいんです」 スタイルやデザインについては、ほぼ好みが一致しているというふたり。「つき合い始めたときにトミーがしたことがあります」と語るディーも、自身のアクセサリーブランドを持つデザイナー。 「彼が雑誌のあるページを開いて、『どれがいい?』って聞くんです。私が選ぶと、『僕が好きなものと一緒だ! 同じ趣味を持っているから、君はついに僕と結婚することを決めたんだと思うよ』って」と語りながら、微笑みました。
コーラルハウスは、パームビーチ・スタイルを作った5人の建築家の1人であるジョン・ヴォルクによって1972年に建てられました。沿岸内水路を眼下に見下ろすプールとパティオがある地中海スタイルです。2011年までは新聞王のコンラッド・ブラックが所有していましたが、2001年に詐欺罪で有罪となり、後にトランプ大統領の恩赦で釈放されました。 「コンラッド・ブラックが所有していた頃はエレガントでした」とディー。でも、その後のオーナーは残念なリノベーションをしたようで、アトリウムは「クロアチアのレストランみたいでした」とのこと。 現在は1階に3つのゲストルーム、ホームシアター、ジム、スパ、トミーのオフィスがあり、家族のスペースはほぼ2階に。セントラルホールとリビングルームを抜けると、クリーム色とピンク色の男性用と女性用のパウダールームがあり、壁は貝を砕いたモザイクでできていて、地元のアーティストが作った、貝で飾られた小さな古代ギリシャ・ローマの胸像が置いてあります。
Gracieの壁紙にインディゴのヤシの木の、青のゲストルームは、ディーの親友であるクリス・ジェンナーが来たときに泊まる部屋(クリスは彼らにさまざまなデザインのフォームミルクをコーヒーにかけられる機械をプレゼント)。ディーの磁器や銀食器コレクションは、食器専用の部屋でパーティを待っています。 もっとも、今のところパーティは小規模なもので(最近では新しいご近所さんのトム・フォードとジェフ・ベゾスが来宅)、子どもたちが全員揃うのは大変なことなのだとか。「LAに3人、ニューヘイブンに1人、イタリアに2人います」とトミー。大きな集まりは彼らの夏のヴィラで行われるそうで、「そこは小さなホテルみたいです」とディー。