名古屋市・河村市長が定例会見2月22日(全文1)ワクチンチームを11名から128名に増強
感染ルートを丁寧に追うのが基本的
ということで、第2部がありますんで若干早くしよう思ってやっておりますけど、これ、この間NHKで野口英世のテレビやっとったんですよ。で、私見ておりましたけど、野口英世さんが最後、黄熱病の病原菌について、中南米ではやったときに、いろんな調査をして、蚊が原因だということで、その蚊を、モスキートを、これを早く撲滅しようという運動で、それで一気に減ってきたものですから、若干焦りがあって黄熱病のワクチンをつくるんですけど、それが違ってたと、病原体がという話があったけど、結局そのままになって野口英世さんは亡くなられたということですけど。 やっぱりそのテレビを見とっても、そういう趣旨でやったテレビではないと思いますけど、やっぱり媒介するもの、伝染病については、黄熱病だったら蚊だけじゃないか分からんけど、蚊のことをやってました。だから今回のコロナウイルスでもやっぱり、媒介するいうと感じ悪いですけど、人から人へと、その感染ルートを丁寧に追っていくということが伝統的であり、原始的と言うとおかしいですけど、基本的なことであって。 本当にワクチンは重要だけど、これから出てきますけど、ワクチンについては名古屋も皆さんの希望に応えられるように、なるべく早く確実にということで丁寧にやらせていただきますけど、ワクチンだけじゃないですよ、本当に、これ、何遍も言いますけど。ワクチンは重要ですけど、野口英世さんの場合は間違っとったわけです、これは。テレビでやってましたから、だいぶ前ですけど。だで、やっぱりこの疫学調査というのがいかに重要かと、感染経路を追っていくかということをなぜ日本のマスコミ等はやらないかということについて、非常に僕は、これ名古屋のためじゃなくて、名古屋だって市境があるわけですよ、塀が立っとりゃ。塀が立っても外から来ますけど。
行政にしかできない努力が疫学調査
だけどやっぱり日本中、オールジャパンでみんなが、保健所が大変ですけど、地をはう努力が要りますけど、名古屋で言いますと一番多いときは500人体制ということでやってましたけど、その数を出しとると、3000件とか。今回で言うと470まで減ってますけど。これ出しとるの、今のとこ確認しとるのは名古屋だけと、今のところ確認しているのなるわけですけど、そういう状況で。どっちかいうと縮小しよういう流れもあった状況じゃないですか。 だから本当に疑問を感じておりますが、今のところの私の感覚を言いますと、やっぱり国がワクチンを中心に持っていこうと、結核から始まっていってですね。という流れになって、保健所がやっぱり縮小していくという大きいトレンドだったんじゃないかと、これが、国の政策が。だから今もう1回、いわゆる疫学調査、保健所による調査のところを充実させるというのが言いにくかったんじゃないのかというふうに僕は感じております。いや、それに近いのは、書いた論文はたくさん見ました、私は。そういうことじゃないかと思いますね。 だけど非常に基本的ですけど、ワクチンは非常に重要ですが、やっぱり本当に、なんですか、なんとかいう、知事がやるやつ、特措法で、なんだったか忘れてまったな。緊急事態宣言。緊急事態宣言のような投網をどかっと打って、飲食店全部ストップさせるということも、それもそれであるかも分からんけど、やっぱり特定の感染元をきちっと丁寧に、保健所の地をはう努力が要りますけど、行政としてはそちらを必死になってやっていくと。行政の努力。市民に努力を、みんなテレビ見とると知事殿が訴え掛けておりますけど、それはそれで必要なことと思いますけど、行政の努力、行政しかできない努力というのが、この疫学調査だということです。ということを、大変むなしいですけど、毎回強調させていただいております。 それから次に、新型コロナウイルスワクチンチームの体制強化についてでございます。新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、昨年12月1日、感染症対策班に専任の主幹、主査から成るワクチンチームを設置し、鋭意準備を進めてまいったところでございますが、このたび、希望する全ての市民に対し、迅速かつ円滑な接種ができるよう体制強化を実施いたします。