【陸上】男子800m山鹿快琉が1分49秒75の大会新! 男子200m若菜敬が21秒77でV2 柴田弥聖が2冠/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月14~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)3日目 インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック! 福岡インターハイを懸けた北関東地区大会の3日目が行われ、男子800mでは山鹿快琉(前橋育英3群馬)が1分49秒75の大会新記録で優勝を飾った。 「楽しむレースができればいいと思っていました。こういった結果で終われたのはうれしいです」。試合後、笑顔で振り返った山鹿は充実感を漂わせた。 決勝のレースは「大会新を狙ったというよりは勝つレースをしたいと思いました」と言う関朝陽(東農大三3埼玉)が先行し、400mを54秒で通過。背後につけていた山鹿が残り300mで前に出る。 「(関が)前に出ることは想定していませんでした。残り300mからは負けても良いつもりで行きました」。そのまま快調に逃げて、自身初となる1分50秒切りを果たした。 41年ぶりに群馬県高校記録を0.22秒更新し、「更新することが目標だったのでうれしいです」。一方で、直後の南関東地区大会でフェリックス・ムティアニ(山梨学院2山梨)が1分48秒95をマークしており、「上には上がいることがわかった大会でもありました」と冷静だ。 「スピード練習の一環」と捉える400mでは2位(47秒81)。悔しさはあまり感じず、「800mへのプラスになりました」と話す。 今季の800mでは落合晃(滋賀学園3滋賀)が1分46秒54の高校新記録を叩き出している。山鹿は「少しずつ追いついていけるように努力したいです。北関東で勝ったからといって、浮かれている時間はありません」と気を引き締めていた。 このほか、男子200mでは若菜敬(佐野3栃木)が21秒77(-3.0)で2連覇を飾り、男子やり投は海蓋恋大(埼玉栄3埼玉)が62m55が競り勝った。女子200mは柴田弥聖(茨城キリスト2茨城)が24秒66(-1.5)で400mとの2冠を果たし、女子走幅跳は成澤柚日(共愛学園2群馬)が5m99(+0.5)で2連覇している。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
月陸編集部